・ヴァリアー編・
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―――――……
「行くか」
『…はい』
…愛吏は何を思い直したのか、9代目の側近だった頃の目をした愛吏は、イタリアマフィアらしい格好と装備をしていた
「…愛吏お前、忘れてねーよな?」
『?何をですか?』
振り返った愛吏は、笑っている。…杞憂かと思い、いや、と言って俺も歩き出した
チェルベッロから掛けられた強制召集。…始まる。全ての終わりを迎える始まりが。
―――…
並中に着くと、ルッスーリアさん、マーモンさんも揃っていた
けれどそれだけではなくて
『ランボくん!』
「命ある守護者全員の強制召集…重傷でも構わねぇってか」
「―――揃いましたね。強制召集を掛けたのは他でもありません。
大空戦では、7つのリングと守護者の命を懸けていただくからです」
「リングと、守護者の命を懸ける……?」
「そうです」
「ちょっ、何言ってんの!?ランボは怪我してるんだぞ?!
ランボを返せ!」
ランボくんを抱えるチェルベッロに綱吉さまが詰め寄ろうとするけれど
「下がってください。状況はヴァリアー側も同じです」
そう、一蹴されてしまう
「そーよガタガタ言わないの!
召集がかかったらどんな姿だろうと集まる、それが守護者の務めよ!」
「その通りだよ、僕もXANXUS様の怒りが収まって力になれる機会を窺っていたのさ」
「ししし、よっくゆーよ。捕まったけど殺されずにすんで饒舌になってやんの。」
「ムッ」
「お黙りベルちゃん!」
「スクアーロは……?いねーのか…?」
「雨戦の顛末はご存じの筈です。スクアーロの生存は否定されました。」
「………っ」
「では大空戦を始めましょう」
「えっ、ちょっと待ってよ!まだ納得は…「できなければ失格とし、XANXUS様を正式なリングの所持者とするまでです」ぐっ…」
「では、まず守護者のリングを回収します」
「なに!?死に物狂いで取ったこのリングを返せというのか?!」
「真の守護者であるならば、心配する必要はないでしょう。
最終的に、ボンゴレリングは必ず持つべき主人の元へいくものです」
『、………?』
夜空のボンゴレリングと雲のボンゴレリングを納める
ただし、夜空のボンゴレリングはどちらのリングケースに入らず、ただ1つ別に納められた
「たしかに。
それでは大空戦のルールを説明させていただきます。
大空戦も他の守護者同様、リングを完成させることが勝利条件の1つとなります。
フィールドは夜空の試練と同じく学校全体。
夜空の試練とは違い複数の守護者も参加しますので、全体の戦いを観戦できるように
観覧席と各所に小型カメラと大型ディスプレイ、そして守護者の皆様にはカメラ搭載型モニター付きリストバンドを用意しました」
『……?』
リストバンドの裏にある小さな穴を凝視する
…この穴は、何でしょうか
「では守護者の皆様はリストバンドを装着し次第、各守護者戦が行われたフィールドに移動してください」
「ぬ?フィールドだと?今更どういう事だ?」
「質問は受け付けません。従わなければ失格となります。」
『…あの、私はどこに?』
「愛吏様は裏庭へと移動してください。」
「……気ィ付けろよ」
『…はい』
「では、やるなら今しかないか…」
「え?」
「円陣だな」
「気合い入れましょう!」
「!そ……そうだね」
「「…………」」
に…兄さまと恭弥さんが無表情です……
「お前達はそこに居ればよいからな。10メートルルールに改訂したからよいんだ!」
「10メートルルール?」
「10メートル以内の者は円陣に入ったとみなす極限ルールだ」
「「なんじゃそりゃ」」
『凪さん、一緒にしませんか?』
「愛吏様がやるなら…やりたい」
凪さんも入り、円陣を組んだ
「では後で」
「ボス、気をつけて」
「頑張れよ」
「無茶すんな、」
『綱吉さま、』
「?!愛吏っ?!」
跪いて、綱吉さまの手の甲に軽く口付ける。マフィアの、忠誠の証。
『……頑張りましょうねっ』
「……うん、」
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