・ヴァリアー編・
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久々に綱吉さま達と、通学路を歩いて帰路に着く
その間、綱吉さま達は私の隣を浮遊移動するサジタリウスを凝視していた
『…気になりますか?』
「えっ?!あ、まぁ…うん」
「月影、こいつ…実体あんのか?」
《ある。》
「しゃ、喋った!!」
《私共は人間と同じように食べるし、寝るし、家もある。
もっともそれは人間界ではないが。》
「人間界じゃねぇって…じゃあ、やっぱ空なのか?」
《うむ、まあ、近いな。山本武。正確には別界だ。
空にある入り口から繋がる、天界。楽園とでも思えばわかりやすいだろう。》
「…楽園。」
《うむ、我ら12星団率いる星座達が住み、妖精が住み、そして、神が住む場所だ。》
「…実感湧いてねーぞ、こいつら」
「だ、だって、話が大き過ぎて…」
「んー、俺もなんとなくしかわかんねーのな」
「難しい話は分からん!」
「拙者も…なんとなく。」
そこで、肩を震わせながら獄寺さんがサジタリウスの両肩を掴んだ
「いいやわかる!わかるぞサジ…《サジタリウスだ》
サジタリウス!
つまり天界には全神ゼウスなんかが神殿とかに住んで、天界を回してたりするんだろ?!」
《うむ》
「っぐぁぁあああ!!!すげぇ!すげぇな月影!そっから喚び出せるなんて!」
『へ?あ、ありがとうございます…?』
驚きのあまり顔が少し引きつってしまった。…まさかこんな反応されるとは思いませんでした…
「!じゃあやっぱ他の星座も喚べんのか?!」
『ま…まあ…喚べます…』
「一角獣とかも喚べんのか?!」
『獄寺さん詳しいですね?!』
まさか12星座じゃなくて88星座の方を言われるとは思いませんでした!!!
「ま、まあな……」
照れ臭そうに笑う獄寺さん
い、意外な一面を垣間見ました…
『喚べますけど…《駄目です》
…星座を喚び出すのに、何もリスクが無いっていうわけじゃ無いんです。体力というか…力が削られちゃうので…
…争奪戦が終わってからで、良いですか?』
そう言うと、獄寺さんが頷く
リボーンさんが深刻そうな顔で
「…愛吏、雲雀はモスカに勝てると思うか?」
『はい。もちろんです!』
それにすかさず即答すると、皆さんが呆気にとられていた
『?どうしました?』
「………………沢田、さすがに俺ここら辺が痛い」
「愛羅しっかりーーっ!!!」
『兄さま?!』
――前と同じ、けれど何かが、
明らかに違う私達。
―そんな調子のまま、日付は変わった。
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