・ヴァリアー編・
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放った矢は、真っ直ぐにそれの腹部を貫いた
そして露になる、機械の中身。
『ああ――……ロボットだったんですね…気付きませんでした。
そう………私だけに通ずる脳波を流して。通りで、随分リアルな幻だったわけですか。』
中身をあちこち分解し、時限爆弾装置を見つける
【…愛吏…愛吏…また…俺を…殺す…のか…?】
それでも尚ちらつく幻を見据えた
『…貴方は私の“父親”…お父様では無いでしょう?
私の“お父様”はこんな事しませんよ。もし、仮にするような人であれば…その時は、私はその人を“お父様”とは呼びません。』
【…愛吏…愛吏…愛吏…】
『……………ごめんなさい、
――――……さようなら。』
それでも最後には笑いかけた。
これが無ければ、私は忘れたままだったのだから。
【……最後に…ヒト…ツ………
――――…
貴様が俺を殺せる訳が無かろう…………】
時限爆弾装置を取り出した時、ロボットは完全に停止した。
『―――……ありがとう…ございます…』
ああ、やっぱり―…
私が“お父様”と呼んだ人は
そんな人、だったんですね。
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