・ヴァリアー編・
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『ッ!!!
凪さん!凪さん、凪さん!』
出ようとして、赤外線に阻まれる
三叉槍が砕けた事により、凪さんは吐血し、仰向けに倒れた
「ど……どーしたんだ!?顔が土色に…」
「お…おい!あれを見ろ!
腹が!」
『………っ…!!!』
「陥没していく……!」
「これも幻覚~~?!」
「ムム…これは現実だ……
どーなっている?なんだ、この女…」
私の幻覚じゃ、妨害となり失格となってしまう…凪さんはきっと、そんなの望んでいない
『早く……早く早く…っ…早く来てください……!
骸さん……!!!』
――……2人で一緒に寝ながら、凪さんが話してくれた、骸さんと、凪さんの出会い。
――――……
「交通事故で、右目と内蔵をいくつか失ったって…聞こえたの。
臓器移植すれば助かるかもって言ってたけど、お母さんも、血の繋がらないお父さんも、してくれなかった。
“誰もあの子がそこまでして生きる事を望んじゃいない”って。
私、少しほっとしてた。…やっと終わるんだ、って。
でも、」
――…
――終わるものか…巡るばかりさ
「…誰…?」
「おや?僕の声が聞こえるのですか?
…クフフフ…散歩はしてみるものですね」
そこで、骸様に会った
「だ……誰?何者なの?」
「……僕と君は、似た者同士かもしれない…――」
「骸………様…」
「にわかに信じがたいが、彼女は幻覚でできた内蔵で延命していたらしいね……」
「な!?」
「幻覚でできた内蔵――!?
本当なの愛吏?!」
『…はい…幻覚のコントロールを失って、内蔵が消滅したんです……』
「じゃ……じゃあ本当にあの娘、内蔵が無いの!?」
『っ……』
「凪……凪……、僕には君が必要です。
僕は今、あの子の傍に居られない。僕の代わりに、愛吏の傍に居てくれませんか」
「骸……様……愛吏、様………力に…なりたかった…」
『凪さ……っ!!!』
限界を感じて、赤外線に手を掛けようとした時
―――――――上出来でしたよ、かわいい僕のクローム
『!』
――――君は少し休みなさい
『…あ……』
「なーんだ、フタを開ければマーモンの圧勝かよ。しかもアルコバレーノの力もちょっとしか見れねーしさ」
「これで全て終わったな
……?」
『……来て、くれたんですね…』
凪さんの体を、霧が包んでいく
「なーに、最後の力を振り絞って自分の醜い死体を隠そうとする。女術士によくある行動パターンさ」
「……?」
「!?、どーしたツナ?」
「………来る!」
「ツナ!?」
「……あいつだ、あいつが来る!」
綱吉さまが頭を抱える
「あ…あいつ…?」
「六道骸が!骸が来る!」
「ムム!?」
霧に包まれた中で、凪さんの眼帯が取れ、右目が開く
『………良かった…』
「……クフフフ」
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