・ヴァリアー編・
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「お、おと…いも…弟ぉ?!」
「元気だよ、愛吏もな」
「はん、お前らは賢いと思ってたんだがな…誤ったか」
「…俺達は、
何も間違ってねぇよ」
「今ここで証明して見せるか?」
口角を上げたXANXUSの手が、光る。その熱を放つ前に、XANXUSの前に何かが突き刺さった
「…つるはし」
そこで、先程電話で聞いた声が響いた
「待てXANXUS。そこまでだ」
「!……」
「ここからは俺が取り仕切らせてもらう」
「と……父さん!?」
「なっ、10代目のお父様!」
「家光…!」
「て…てめー何しに!」
スクアーロが家光にその手の剣を向ける
「…XANXUS。
お前の部下は門外顧問であるこの俺に剣を向けるのか」
「……………」
「……………」
2人の殺気が、そこに充満する
「な…!
この2人…なんて殺気だ!」
笹川…殺気感じれるまでになったのか…ああ、まあコロネロが家庭教師になったんだし、当たり前か
「と、父さん…?何言ってんの…?」
「今更口出すんじゃねーぞ家光!逃げ回るしか脳のない腰抜けが!」
「腰抜け言われてるけど家光」
「そうだなぁ、反抗期のお前を思い出したぞ…」
ふざけて家光が泣き顔をする。バジルは苦笑だった
「俺は逃げていたんじゃない。
9代目からの回答を待っていたのだ。
俺は近頃のお前達のやり方とそれを容認している9代目に疑問を持ってな。9代目に異議申し立ての質問状を送っていた。
そしてその回答ととれる勅命が、今、届いた。」
「…………!」
9代目、で思い出す。
本部の、異常。
「な、何の話かさっぱりわかんないよーっ!つーかなんで父さんが…!?」
「?…お前知らねぇの?」
「え?」
「門外顧問。家光のボンゴレでの役職。」
「門外顧問…って…?」
「まあ、ボンゴレでありボンゴレじゃないっつうか……平常時には部外者だけど、非常時にはボスに次ぐ権限を発動できる。
ま、No.2ってことだ」
「な!?父さんがNo.2!?」
「門外顧問は後継者選びにおいてボスと対等の決定権を持つ。
ボンゴレリングの半分の、ハーフボンゴレリングを後継者に授けられる権限ってやつだ。
ちなみにお前らのボンゴレリングはハーフボンゴレリング。
あいつらが持ってるハーフボンゴレリングを合わせてボンゴレリングにするんだよ」
「そっか……それでこんな変な形なんだ!」
「もっとも…ボスと門外顧問が別々の後継者を選ぶなんざ、滅多にねぇけどな…」
「沢田殿、これが9代目の勅命です」
「?ちょくめい…?」
バジルが沢田に勅命を渡し、沢田が開くと死炎印が浮かぶ
「!、死ぬ気の炎!?」
「それは9代目の死炎印、間違いない本物の勅命だね」
「、…?」
違和感に眉を潜める。…マーモンがわざわざそんな事…言うか…?
「わっ、イタリア語で書いてある!よ、読めないよ~、愛羅!」
「はぁ…貸せ。
【今まで自分は、後継者に相応しいのは家光の息子である沢田綱吉だと考えて、そのように仕向けてきた。
だが最近死期が近い所為か、私の直感は冴え渡り、他により相応しい後継者を見つけるに至った。
我が息子、XANXUSである。彼こそが真に10代目に相応しい。】
「なぁっ!?あの人9代目の息子なの?!」
「だから養子と養女である俺と愛吏は義兄妹なんだよ」
「な、なるほど……」
「【だが、この変更に不服な者もいるだろう。現に家光は、XANXUSへのリングの継承を拒んだ。
かといって私はファミリー同士の無益な抗争に突入することを望まない。
…そこで、皆が納得するボンゴレ公認の決闘をここに開始する】
…だってよ。…おい、家光」
「…つまりこーいうこった。
同じ種類のリングを持つ者同士の、1対1のガチンコ勝負だ。」
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