・ヴァリアー編・
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「…あいつらは、リングだけじゃなくて―――……
……お前も狙ってるんだから」
『……?!私……?
どうして私が…っ…』
「――ボンゴレリングは、
・・・・・
8つだったんだよ」
『……8つ…?そんなの…聞いた事ありません…!!!』
「ああそうだ。8つ目のボンゴレリングを見るまでは、俺だって信じなかった。
けど家光が、お前がいない間俺に託したリングは、……大空さえも包容する
“月の加護と希望の星ですべてを飽和する夜空”
……“夜空のリング”だった」
兄さまが取り出し、手のひらに乗せたリング。それは間違いなく、本物のボンゴレリングで、
夜空を想像させる、三日月に星が寄り添った刻印が彫られていた
『………夜空………』
「…家光の話だと、
夜空の守護者は初代の1人から、ずっと欠番だったらしい。
だから夜空の存在が、ただ1つの書を除いて、どこにも…誰にも、記されていなかった。」
『欠番…』
「…夜空の守護者に、夜空の器に匹敵するものがいなかった。
ただ1人匹敵した初代夜空の守護者は、子孫も残さず、初代大空が日本に隠居すると同時に姿を消して…そのまま。
けど、今回は違う。
夜空の守護者にお前が匹敵した。
そこで8代の間欠番だった夜空の守護者の存在が明らかになり…、夜空のリングが現われた。
ボンゴレ10代目も、守護者も、ただ1人だ。特に異例の夜空は。偽物なんて許されない。
そこで夜空の守護者に匹敵する者がいないヴァリアーは、ボンゴレ側のお前をヴァリアーに引き込もうとしてるって事だ」
『……………』
――言葉が、出ない
いきなり突き付けられた現状に…困惑する
「……大丈夫か?…愛吏…」
兄さまが、私を包み込むように抱き締める
『………だい…じょうぶです』
―――そう。大丈夫。
きっと―…否、絶対。
大丈夫なんだ。私は。
『――――わかりました。』
兄さまの腕の中から抜けて、夜空のリングを受け取り、指に嵌める。
ただ1つ、完成されたままの夜空のリング。
『…夜空の守護者、
喜んでお引き受け致します。』
「……強くなったな。愛吏」
『皆さんのおかげです!』
そう言って笑うと、兄さまが微笑みながら、また頭を撫でてくれた
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