魔法使いの約束 SS集
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「マナエリアから長く離れる魔法使いは、マナエリアを模したアミュレットをもっているって賢者の書に書いてあったんです。ゲルダもアミュレットを持ってますか?」
「持ってますよ。私のアミュレットはこの髪飾りです」
ゲルダが手を後ろにして少しすればそこには彼女がいつも身につけている青いリボンと透明な氷の花でできた綺麗な髪飾りが光を反射して煌めいていた。
「それ、いつも身につけている髪飾りですよね」
「はい。これは私のマナエリアで取れる氷花で作られた髪飾りです。母が随分昔に作ってくれたものでもらってからずっとつけていますね」
「お母さんからもらった思い出の品なんですね」
「そうですね。これをつけていると匂いも相まってかあの屋敷のことをはっきり思い出せます」
「もしかして、ゲルダからいつもする甘い匂いって…」
「この髪飾りからする匂いだと思います。自然と髪にも移ってしまってますし。私自身、香水は付けてないんですがよく間違えられますね」
「それだけいい匂いってことですね」
「ふふっ。そう言われるとこの花を褒められているようで嬉しいですね。私は仕事でマナエリアである屋敷に行くことが多いですし、ずっと身につけているものなのである時とない時の差がだいぶ曖昧ですがこの髪飾りだけは絶対になくしたくないものです」