雄英体育祭編
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そして第2回戦。
轟と瀬呂との戦い。
開戦早々に瀬呂がテープで轟の身体を拘束し、そのまま場外へと連れ出そうとした。
しかし、次の瞬間、轟の放つ観客席まで届く大規模な氷結が放たれた。
眼前に現れた氷は冷気を放っており少し寒さも感じる。
氷結によって瀬呂は身動きが取れなくなり敗退。
2回戦への進出は轟に決まった。
轟が氷を溶かす間、観客から瀬呂に対するドンマイコールが止まらなかった。
塩崎さんと上鳴くんの試合は準備のために見れなかったが、プレゼント・マイク先生のアナウンスで塩崎さんが勝利したと聞こえてきた。
(次は、私の番……)
『さぁ、どんどん行くぞ!頂点目指して突っ走れ!ザ・中堅って感じ!?ヒーロー科!飯田天哉!バーサス!一般入試1位通過者!同じくヒーロー科!天野颯季!』
飯田の個性、エンジン。
警戒すべきはやはりあの機動力。
一瞬で距離を詰め私を場外に押し出すか放り出してくるだろう。
接近戦も苦手では無いが飯田が不利な遠距離戦で詰めるのがいいだろう。
『スタート!』
開始直後、電気が飯田を貫き、飯田は瞬く間に倒れた。
『しゅ、瞬殺だ!!今まで風の個性を主体としていたが電気も使えるのか!!強い!!強すぎるぞ!!』
『2回戦進出!天野さん!』
1-Aを座席を見るとみんな唖然としていた。
(まあ、電気を見せるのは初めてだもんね……)
そんな視線も無視して私は出口に向かった。
私が演習などで見せたのは轟も言っていた通り風と水、そして、重力操作だ。
私の電気の個性は上鳴のような帯電……「電気を纏う」個性ではなく、「電気を放つ」個性。
一直線であればタイムラグなしで打ち出すことができる。
その気になれば上鳴のような広域攻撃も可能だが、まだそのコントロールは難しいのが現状だ。
人間が感電し、行動不能になるのは約50V程度。
それを開始早々飯田がエンジンを稼働させる前に発動させ、倒した。