インターン編
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定魔法使いの約束以外の夢小説は一括で変更可能です。
魔法使いの約束は魔法使いの約束の名前変換場所からどうぞ。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ステラ事務所にインターンを受け、数日。
普通にパトロールをする日もあれば、ステラさんが見た予知の場所を捜索することもあった。
そして、汚職事件の詳細を調査する日もあった。
雄英に入る前に公安で色々なことを教えこまれ、試験も通過済み。
常に誰かについていることもあり、時にアドバイスをもらいながらも教えられた通りにやれば足手纏いになるなんてことは無かった。
汚職時間の調査に関しては少しずつだが黒い事実はポロポロと出てきた。
今回調査したのはヴィランに手を貸したヒーロー。
しかも、1人ではない。
事務所単位だ。
最近巷では特殊な赤い弾丸と個性をブーストする薬が流通している。
その赤い弾丸の開発に資金援助という形で一枚噛んでいるという証拠が見つかった。
分析の結果、赤い弾丸は個性を消す作用があることが分かった。
幸い永久消失というわけではなく、まだ自然回復できる程度ではあるらしいが、一時的があるのであればいずれ永久消失する弾が出てくるのも時間の問題である。
そんな弾が出回ればこの超人社会は崩壊である。
そうなる前に取り入っておこうという魂胆だったらしい。
あわよくば薬の原料を手に入れ、利益を自分たちのものにしようと画策もしていたようだ。
残念ながら薬の元締めはかなり用心深い性格らしく、私たちではそこまで辿ることはできなかった。
ピークさんがいれば1発なのだが彼女は長期潜入調査中らしい。
潜入先はステラさんは知っているだろうが、他のサイドキックは知らないとのこと。
潜入する時はお互い干渉はせず、全てを知っているのはステラさん、ピークさん、メイさんだけなのだという。
ピークさんはここの副所長のような人だが、彼女はその個性からパトロールなど、表立って動くことは無く、調査に出払っていることがいつものことなのだそうだ。
ヒーローランキングも入っていない無名のようなヒーローだが実力は確かである。
幸い、報告に必要な質の情報は集められたため、現在ステラさんが私たちの集めた資料を持って公安のお偉い人に最終的な判断を仰ぎに行っている。
アンロックさんはオフィス内にはいるもののPCがハイスペックな個室の方にこもりきりである。
そちらは特に隠すようなことではないらしくサー・ナイトアイの事務所からチームアップ要請を受け、その調査に忙しいらしい。
同じ理由でハルカさんも最近は見ないことが多い。
どんな内容でのチームアップかは教えてもらえなかった。
サー・ナイトアイ。
元オールマイトのサイドキックで緑谷のインターン先だ。
ステラ事務所は裏の顔もあるため、滅多なことがない限りチームアップは組まない。
しかし、今回チームアップ要請に2人も動いている。
更にはリキッドさんとヒカルさんも場合によってはそちらに加わるとステラさんは言っていた。
ということはそこで恐らく大きな捕物があるのだろう。
現に久々に授業で会った緑谷はかなり気合が入っているのか動きにキレが増していた。
そして、他のインターン組、麗日、切島、梅雨ちゃんがそれぞれ緑谷と同じ日を境に特訓にかなり力が入っているのを見かけた。
彼らは口外を禁止されたのかインターンについて話すことは無かったがかなり思い詰めているように見えた。