インターン編
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定魔法使いの約束以外の夢小説は一括で変更可能です。
魔法使いの約束は魔法使いの約束の名前変換場所からどうぞ。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そして3日が経ち、緑谷の謹慎が明けた。
「じゃ緑谷も戻ったところで本格的にインターンの話をしていこう。入っておいで」
相澤先生の声の後、静かに扉が開き、そこから3人の生徒が入ってきた。
金髪の男生徒に青髪の女生徒、紺髪の男生徒だ。
金髪の人の腕にはかなりの数があり、かなりの実働経験をしているのだろうということがすぐに分かった。
「職場体験とどういう違いがあるのか直に経験している人間から話してもらう。多忙な中都合を合わせてくれたんだ。心して聞くように。 現雄英生の中でもトップに君臨する3年生3名………通称、ビッグ3の皆だ。じゃ、手短に自己紹介よろしいか?まず、天喰から」
相澤先生が自己紹介を促し、天喰と呼ばれた男生徒が顔を上げる。
その鋭い目つきに、教室は一気に緊張感に包まれた。
しかし、それも束の間。
少しすると再度視線を落とし、身体がカタカタと震えているのが見える。
そして、何かを呟いた後、最後に帰りたいと言い、彼は背を向けて壁に額を押し付けていた。
その姿を見て、唯一の女生徒が彼の状態をノミの心臓だといい無邪気に笑った。
つまり、天喰と呼ばれた彼は臆病な性格、緊張症なのだろう。
女生徒は先程の男生徒の名前も教えてくれた。
男生徒は天喰環、女性とは波動ねじれというらしい。
彼女は次々とクラスメイトを指差しながら、気になったことを聞いて回る。
轟のやけどのことなど、かなりパーソナルな部分にも触れていたが、答えが出る前にどんどん次の話題に行くものだから空気はあまり悪くならずに済んだ。
ただ、最後に標的にされた尾白は少し困っていた。
彼女はなんでも気になってしまうたちのようだ。
恐らく本来の目的が果たせていないため、相澤先生がまだ紹介されていない金髪の生徒に声を掛けると、彼はやや慌てた様子で「前途ー!」と声を上げた。
唐突な声掛けに全員がどう反応していいのか分からず、シーンと一瞬教室が静寂に包まれた。
その様子に「よぉし!つかみは大失敗だ!」と彼は豪快に笑った。
クラス内には本当に彼らがビック3なのかと疑う空気すら流れ始めた。
「まぁ何が何やらって顔してるよね。必修ってわけでもない校外活動の説明に突如現れた3年生だ。そりゃわけもないよね……」
彼はしばらく考え込んだと思うと……
「君たちまとめて俺と戦ってみようよ!」
と教室中が驚く爆弾発言を落とした。
経験をその身で経験した方が合理的と金髪さんの言葉に相澤先生からも許可が降り、私たちは体操服に着替え、体育館γにて急遽戦闘をすることとなった。