雄英体育祭編
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定魔法使いの約束以外の夢小説は一括で変更可能です。
魔法使いの約束は魔法使いの約束の名前変換場所からどうぞ。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
騎馬戦も終了し、私たち緑谷チームはギリギリ4位に食い込むことができた。
これで無事に最終種目へと進出することができる。
(にしても、緑谷。元々頭の回転が速い方だとは思っていたけど流石だったわね)
1人、会場付近の木の上で昼食のサンドウィッチを食べながら先程の騎馬戦を思い出す。
能力の把握とそれの使い方の熟知と応用。
視野の広さと瞬時の状況把握からの指示出し。
そして、指示を出すだけではなく、轟からはちまきを奪った際に見せた自身でも突破口を開こうとする姿勢。
まあ、届いたであろうはちまきを全て取らなかったところなど少し甘いところはあるかも知れないが、良い指揮官だったのではないか。
(まあ、轟のチームも凄かったけどね…)
轟チーム。
八百万の創造と上鳴の放電での防御に飯田の機動力。
そして、八百万の伝道を使用しての轟の氷結。
統率のとれた良いチームだった。
轟から声をかけに行っていたところを見たあたり全て轟が考えたのだろう。
彼も良い指揮官だった。
(それにしても、飯田の新技には驚いた)
爆発的加速。
エンストするのは欠点だが不意打ちとしては効果絶大だった。
その新技に咄嗟に適応してポイントを掴み取った轟も凄かった。
はちまきを取られた際はどうなるかと思ったが、最後の追い込みで緑谷が轟を追い込み、生じた隙をついた常闇の機転で最後の最後でポイントをもぎ取った。
(細かい風の操作をモノにできていたらな…)
最後、轟の首の後ろから細い風で鉢巻のテープを切って失点させ、ダークシャドウに拾ってもらうか風でこちらに運ばせることも考えていたのだが、細い風の細かいコントロールには集中力がいるため上手くコントロールがうまくできなく、失敗に終わった。
「やっぱり課題だな。最大威力は大雑把に簡単に使えているとしても繊細な使い方をもっとモノにしないと……。そのためには……」
「お前、こんな所にいたのか」
私の声を遮って下から声が聞こえた。
「……轟?何か用?」
そこには、先程まで考えていた彼がいた。