寮生活編
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続けて、男子寮4階。
爆豪、切島、障子があるフロアだ。
爆豪は先に寝てしまったらしい。
切島の部屋はサンドバッグなどもある男らしい部屋だった。
障子の部屋は彼がミニマリストなのか机と布団しかなかった。
男子寮5階は瀬呂、轟、砂藤の部屋がある。
瀬呂の部屋はとてもおしゃれだった。
アジアンテイストの部屋だ。
轟の部屋の前に着くと数人がソワソワとし始めた。
どうしたんだろうかと思っていると、眠そうな轟が扉を開ける。
それと同時に嗅いだことのない香りがフワッと鼻腔をくすぐった。
覗いてみればそこは今まで見てきたどの部屋とも違う造りだった。
和室だと言う声にこれが和室というのがと納得した。
ステラさんと部屋を決める際に和室はどうかと聞かれたが、前に住んでいた場所と同じ感じがいいと伝えれば和室は選択肢から削除されていた。
そのためどのような部屋なのか知らなかったのだ。
床に触れてみれば草の編まれた特殊な床だということがわかる。
恐らく香りの元はこれだろう。
「奏ちゃんも轟くんの部屋は気になるんやな〜」
「……轟の部屋だからじゃなくて、和室って初めてだから興味が出て……」
「そうなんだ!和室を見た感想は?」
「……この香り落ち着く。結構好きかも」
「おお!高評価だ!」
「興味があるならいつでも見に来ていいぞ」
「ん、ありがとう」
そして轟の次は砂藤の部屋。
部屋自体は普通だったがシフォンケーキを作っていたようで甘い匂いが鼻をくすぐる。
もらったシフォンケーキを食べれば程よい甘さでとても美味しかった。
男子寮はこれで終了。
続いて舞台は女子寮へと移る。
女子寮トップバッターは耳郎の部屋。
楽器がたくさんあり、ロックな感じがとてもかっこよかった。
そしてついに私の番が来た。
「次は天野の部屋か」
「天野の部屋……」
峰田がジュルリと涎を啜る。
「……悪いけど、そんなに期待しても面白いものは何もないよ?」
「いいからいいから!」
「早く見せてくれよ!」
周りに急かされ、ドアを開ければ一斉に全員の視線が私の部屋に向かった。
木を基調とした机や棚などのインテリアに大小様々な観葉植物。
そして少し細身な全身鏡。
色はアイボリーやベージュが貴重でカーテンも白色を選んだ。
ベッドの近くにはサイドテーブルを置き、小さめのランプや少しだけ物を置けるようになっている。
机と棚には小さめの花瓶を置いてあり、今日はバラを生けていた。
皆のように凄い部屋ではないためがっかりさせてしまうかもしれないと思いつつ振り返れば、女子は目をキラキラさせ、男子は驚いたように部屋を見つめていた。
「緑がいっぱいだ!これ全部本物?」
「うん。本物だよ」
「なんかここだけ空気が美味しい気がする……」
「薔薇のいい香りですわ!」
「今日はバラなだけだけどね」
「いつもは違うの?」
「その時の気分によって花は変えているかな」
「これが、クラス1ミステリアスな天野の部屋の臭い……!Puls ultra……」
「……峰田は出禁。瀬呂確保お願い」
「任された!」
ワイワイと皆が満足するまではしゃいだ後に次の部屋に行くこととなった。
次は女子寮4階。
芦田と麗日の部屋だ。
芦田の部屋は黒とピンクを貴重とした女の子らしい部屋。
麗日の部屋はシンプルながらも生活感のあるいい部屋だった。
次は女子寮5階。
八百万と梅雨ちゃんの部屋だ。
しかし、梅雨ちゃんは気分が優れないらしくまたの機会となった。
八百万の部屋は家が豪邸らしく大きいベッドだけでほぼ部屋が埋まってしまっていた。
これでほぼ全員のお部屋の披露が終わった。
再度共有スペースに集まり、投票を終える。
結果は部屋王に輝いたのは最多票4票を得た砂藤だった。
投票した人は私を除いた女子全員で理由は、ケーキが美味しかったからだった。
ちなみに私は轟の部屋に入れた。
和室は香りといい、いい部屋だった。
それにケーキは部屋の良し悪しではないと思ったのだが、それはいいのだろうか……?
結局、皆が楽しそうだからいいのだろうと自己完結し、解散となった。