林間合宿編
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「麗日!?」
「梅雨ちゃん、麗日!」
「障子ちゃん!みんな!」
「!奏ちゃん!」
施設に帰る途中、ヴィランと戦闘中と思われる梅雨ちゃんと麗日に遭遇した。
梅雨ちゃんは木に縫い止められており、麗日はヴィランに馬乗りになっているものの足に注射器のようなものが刺さっており、顔が険しい。
そして同じく施設への道を戻っていたであろう轟、障子、そして背負われている緑谷が少し離れた箇所から顔を出した。
麗日と梅雨ちゃんと戦闘をしていたヴィランはあまりの人数の多さに素早く麗日の下から脱出し、撤退していった。
追いかけようとする麗日を梅雨ちゃんが止める。
麗日も軽傷といえど傷を追っている。
これ以上の深追いは危険だ。
「天野!無事だったか」
「うん。ヴィランと会ってないからなんとかなった」
「そっか……。良かった……」
轟たちがこっちに歩いてくる。
轟の問いに答えた私の言葉に緑谷がホッと安心した顔をした。
「そうだ!一緒に来て!僕らかっちゃんの護衛をしつつ施設に向かってるんだ!」
その言葉に首を傾げる。
今この場にいるのは麗日、梅雨ちゃん、障子、緑谷、轟、そして私だ。
爆豪の姿は見当たらない。
「……爆豪ちゃんを護衛?その爆豪ちゃんはどこにいるの?」
「え?何言ってるんだ、かっちゃんなら後ろに……」
そう言って緑谷、障子、轟が振り向いた先には木の生い茂った道があるだけだった。
その一瞬。
私に誰かが触れた。
その相手の顔を見る暇もなく、意識は暗闇に落ちていった。