林間合宿編
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合宿2日目。
私たちは早朝から各々ひたすら個性を伸ばす訓練を行っていた。
私の個性は重力操作以外は細かく言えば空気中に漂っている自然のエネルギー、気候エネルギーを取り込み、体内で変換させ、炎や氷、風などを放出している。
そのためエネルギーの無い室内では体内に溜めてあるエネルギーしか使えず、いずれ底をつき使えなくなる。
外で使用している際も供給を上回る威力を頻発に出し続けてると貯蓄分が無くなり、一時的に使用できなくなる。
そのため私の特訓は私自身の貯蓄可能量の上限アップならびにエネルギー貯蓄スピードのアップ。
重力操作の制御を緩めてしまわないようにする併用操作。
そして天元の複数操作の習得を目指すこととされた。
そのため前半は物体が潰れないくらいの重力をかけ続け、光で自身を消し、障子に見つからないようにする特訓。
これが中々に難しい。
自身を消す光の操作は細かく制御しなければならい+気配を消すのにも集中力がいる。
しかし、そちらの制御にばかり気を取られていると重力操作が疎かになる。
常に障子が物体を見ているから緩んだり逆に力が入りすぎた場合はすぐに指摘が入った。
後半は最大パワーで上鳴に電気を打ち込みながら麗日のボールの回転を風の力で制御するというものだ。
最大パワーで打ち込みながらの風の制御。
最初のうちは感覚が掴めなくて麗日の制御の方が疎かになってしまい色々なところに転がっていってしまい、他の人たちに迷惑をかけてしまった。
いくら扱い慣れている風だからとはいえ、左右で違う力に変換させるのは中々に難しい。
上鳴にやっている電気の方はMAXパワー出し続ければいいのでまだ助かるがこれが威力の制御が必要なものとなるとできなかっただろう。
片方の力をMAXで出しつつ、2つの力を併用しているからかエネルギーの消費がいつもより早く、たまに供給が追いつかなくなる時があった。
そうすると身体はもっとエネルギーを蓄えようとして器を大きくし、エネルギーを素早く取り込もうともする。
これこそが貯蓄量の上昇と貯蓄のスピードアップに繋がってくるのだ。
はぁ、はぁと息を吐く。
キツイが少しずつ力が身についてくるのが分かる。
その事実に少し嬉しくなった。
昔も個性を伸ばす訓練はしていたがこんなこと感じたことがなかったから不思議だ。
今と昔、何が違うのだろうと考えようとして相澤先生から叱責が入り、訓練に集中した。