職場体験編
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時は過ぎて職場体験3日目。
1日目はアジャストさんとパトロールならびにヴィランの確保。
2日目はステラさんと連携をしてサイドキックのハルカさんと一緒にヴィランの確保に動いた。
サイドキックのハルカさんはテレポートの個性を持った男性だ。
個性の性質上、それはもう移動が早い。
1度一緒にテレポートしてもらったが、次々と変わっていく景色に驚いたものだ。
距離が離れれば離れる程、着いていくのが大変で、到着した時には次の現場に行っていたなんてこともたまにあった。
ひたすら追いかける1日でかなり疲れた。
昨日、ハルカさんは1人で20件ほどの小さな事件を鎮圧させた。
警察の方曰く、ハルカさんが出動している日は今回はついてなかったと嘆いているヒーローも近所にはいるのだとか。
それまでにハルカさんの鎮圧スピードは早かった。
その姿に私はただただ圧倒されていた。
そして、本日はハルカさんたちと一緒にお昼から保須市へ向かっていた。
どうやら、前にアジャストさんが言っていた大きな事件というのが起こるのが今日らしい。
襲撃理由は不明のため、避難を大体的にやってしまうと事件現場が変わってしまう可能性がある。
該当地区近隣の避難を大々的ではなく、静かに終わらせていたが静かに行なっていた弊害か全員の避難が終わる前に現場と思われる広場が爆発した。
『!予測していた時間より早い!現場に急行しろ!残りは警察に任せておけ!』
ステラさんの声が響く。
メイさんの共感覚だ。
メイさんはステラさんともう1人のサイドキックと共に今日はXDayということで事務所に待機している。
一緒にいたハルカさんが周りにいた私とアジャストさんを連れて現場にテレポートした。
(!あれは、脳無!?)
そこにいたのは2体の脳無だった。
USJへのヴィラン連合襲撃事件。
私は直接姿を見ていないが後日、学校から説明を受けた際、写真を見た。
脳を丸出しの巨大。
とてもよく似ている。
空を舞っている翼の生えた個体と写真で見た個体に近い地上にいる脳無。
「ステラさん!予知で見たのはあいつで合っていますよね?」
『ああ!合ってる!そいつらの確保が今回の仕事だ!』
頭の中にステラさんの声が響く。
恐らくメイさんを通じて視覚情報を共有したのだろう。
『ピーク、避難状況は!』
『周辺住民の避難は完了しています。吹っ飛ばさない限りは大丈夫なはずです。』
ステラさんの問いかけにまだこの場にいないピークさんが状況を伝えた。
「皆さん、あれは雄英を襲った脳無と呼ばれる怪物だと思います!」
「セレネ、あれを知っているのか!?」
「写真で見ただけですが特徴が一致してます。痛覚が作用してないのか、かなり強敵だったと聞きます。再生機能などもあったとか……」
『なるほど……。厄介そうだね。とりあえず、セレネは他の担当区域のヒーローと一緒に消化に動いてくれ。ギフト、リキッド、ヒカルが前線。ハルカ、ピーク、アジャストはサポートに回れ。こっちは可能な限り情報でサポートする』
『『『「「「了解!!」」」』』』
皆の声がセレナさんの指示によって綺麗に揃った後、瞬時に動き出した。