月を見ていた【ヒロアカ】
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第一印象は氷のような人だと思った。
淡々とした話し方、凍ったような冷たい瞳。
誰と何を話していても変わらない表情。
USJ襲撃事件の時、みんなが慌てたり、困惑したり、恐怖したりする中、彼女の表情は変わらなかった。
一緒にいた尾白くんから聞いた話だと淡々と敵を倒していたらしい。
そして、彼女の個性は圧倒的だったとのことだ。
それもそのはず、彼女は一般入試かっちゃんを抑えて堂々の1位。
実力は折り紙つきだ。
入試の時は風の個性を使っていたように思う。
そんな彼女はさらりと伸びた綺麗な銀髪を靡かせて今日も登校してくる。
「おはよう、天野さん」
「……おはよう。緑谷」
下駄箱で彼女と一瞬目が合う。
紫と金のオッドアイが彼女のミステリアスさを強調しているような気がした。
そんな彼女の名前は天野奏さん。
入学直後の個性把握テストの順位もかっちゃんを抑えて3位。
ボール投げでは麗日さんと同じく無限の記録を出したり、立ち幅跳びや50m走などでも好記録を出していた。
数日見ていて座学も得意なのか先生に当てられて間違えたことがない。
実技、座学共に成績優秀。
そして、誰も寄せ付けない高嶺の花的な存在。
そんな彼女はいつも通り、僕を気にすることなくスタスタと教室に向かっていった。