春、新生活。
dream
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Side Tsukishima
最近、山口がクラスの女子と仲がいい。
山口は僕と違って本来社交的だし、別に驚いた訳じゃないけど、いつもなら暫くするとなぜかウンザリした顔をしていたから、女の子と話すのが苦手なんだと思ってた。
あの子……誰だっけ、クラスメイトの名前を殆ど覚えてないから知らないけど入学式で僕にぶつかってきた子とは仲良くしてる。
別に山口が誰と仲良くしてても僕はどうでもいいけど、会話の中で僕の名前を出すのはやめて欲しい。
今までそんなこと無かったのに。
「ツッキーは背が高いでしょ?身長は188センチもあって、もうすぐ190センチなんだ!」
「へえ、背が高いなあとは思ってたけど、そんなに大きいんだね。山口くんも背高いよね」
「あはは、ありがとう。俺はまだまだだよ、ツッキーはバレーも上手くてさ、好きな食べ物は……」
褒められるのは悪くないけど…
「山口うるさい…」
さすがに喋りすぎ。
「ごめんツッキー!」
「フン……」
別に何も用事なんてなかったけど、席を立ってしまったから、とりあえず自動販売機でコーヒーを買って帰った。
教室に戻ると、山口は相変わらず隣の席のあの子と話をしている。
「この数式が使えるようになって……」
数学?そっか次の授業数Ⅰだっけ。
「なるほど、ありがとう美子ー」
「ありがとう簗瀬さん」
チャイムの音ではっとした。
気が付いたら数学に分からない問題は特になかったけど、何となく気になってしまって、彼女の解説に耳を傾けていた。
授業中暫く考えて、何となくだけど理解した。
彼女の声が心地よかったのかもしれない。
ふーん……
また、声が聞きたいかもしれない。
別に、気になってるとかそんなんじゃないけどさ。
最近、山口がクラスの女子と仲がいい。
山口は僕と違って本来社交的だし、別に驚いた訳じゃないけど、いつもなら暫くするとなぜかウンザリした顔をしていたから、女の子と話すのが苦手なんだと思ってた。
あの子……誰だっけ、クラスメイトの名前を殆ど覚えてないから知らないけど入学式で僕にぶつかってきた子とは仲良くしてる。
別に山口が誰と仲良くしてても僕はどうでもいいけど、会話の中で僕の名前を出すのはやめて欲しい。
今までそんなこと無かったのに。
「ツッキーは背が高いでしょ?身長は188センチもあって、もうすぐ190センチなんだ!」
「へえ、背が高いなあとは思ってたけど、そんなに大きいんだね。山口くんも背高いよね」
「あはは、ありがとう。俺はまだまだだよ、ツッキーはバレーも上手くてさ、好きな食べ物は……」
褒められるのは悪くないけど…
「山口うるさい…」
さすがに喋りすぎ。
「ごめんツッキー!」
「フン……」
別に何も用事なんてなかったけど、席を立ってしまったから、とりあえず自動販売機でコーヒーを買って帰った。
教室に戻ると、山口は相変わらず隣の席のあの子と話をしている。
「この数式が使えるようになって……」
数学?そっか次の授業数Ⅰだっけ。
「なるほど、ありがとう美子ー」
「ありがとう簗瀬さん」
チャイムの音ではっとした。
気が付いたら数学に分からない問題は特になかったけど、何となく気になってしまって、彼女の解説に耳を傾けていた。
授業中暫く考えて、何となくだけど理解した。
彼女の声が心地よかったのかもしれない。
ふーん……
また、声が聞きたいかもしれない。
別に、気になってるとかそんなんじゃないけどさ。