第二話『雌火竜狩り』
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救出に来た信之の攻撃を受け、リオレイアは上空に飛び別の場へ逃げて行った。
「ぜえ、はあ、ぜぇ、ぜえ・・・。」
リオレイアの尻尾の攻撃と毒をくらい、瀕死状態の二葉は回復薬を飲み、鞄を漁る。
「大丈夫か。」
「だ、だいじょうぶです、解毒薬、解毒薬・・・。」
すぐに取り出せると思っていた解毒薬が見つからず、二葉は毒が回り始めているのを感じながら鞄の中身を取り出していった。
「あ、あれ?」
「旦ニャさん、このままでは死んでしまいますニャ、先ほどにが虫を手に入れたので食べて下さい。」
「ッ!!それは嫌、それを食べるぐらいなら死ぬ!!」
口元を手で塞ぎ抵抗する二葉に、黒子と玉子が二葉の口をこじ開けようと飛び掛る。
「旦ニャさん!!好き嫌いは駄目ですニャ!!」
「苦いですが、食べて下さいニャ!!」
「んー!!」
そんな争いが続き、信之は鞄から解毒薬を取り出し二葉に渡した。
「解毒薬だ、これ以上は本当に死ぬ事になる。」
にが虫の事で手いっぱいだった二葉は、信之の事を忘れていて、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら解毒薬を受け取る。
「なッ、すみません、ありがとうございます。」
いつもの調子で恥ずかしい所を見せてしまった・・・。