第二話『雌火竜狩り』
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信之の後を追い、鬱蒼とした草木を掻き分けながら進んでいると、二葉の背後で甲高い鳴き声が聞こえて来た。
ギャァ!!ギャァ!!
声に気付き後ろを振り返ろうとしたが、お尻に鋭い痛みが走り悲鳴を上げる。
「いぎゃっ!!」
「旦ニャさんに何をするニャ!!」
黒子が二葉に噛みついたランポスを追い払い、玉子が心配して駆け寄った。
「大丈夫ですかニャ?」
「イタタッ、小さくても痛いな・・・。」
痛むお尻を擦っていると、二葉の悲鳴を聞いた信之が戻って来る。
「何かあったのか?」
「ッ!!だ、大丈夫です!!ちょっと、躓いただけで・・・。」
「旦ニャさん、お尻の方は大丈・・「いやぁあああ!!何も言わないで!!」
慌てて玉子の口を手で塞ぐが、話を聞いた信之は小さく笑った。
「ふっ、そうか、大丈夫ならいい。」
「・・・・・・。」
信之に笑われ、二葉は恥ずかしさに顔を赤らめながら玉子を睨みつける。
「玉子の馬鹿。」
「ご、ごめんなさいニャ。」