第一話『弱きハンター』
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「真田源三郎信之だ、遅れてすまない。」
「真田の獅子か面白い!二葉よ、良い朋が居るではないか!!」
そう言って義輝に肩を叩かれるが、二葉は目の前の状況に付いていけなかった。
ま、待って、この方はあの有名な真田家の・・・えっ、どう言う事!?私のような弱小ハンターの誘いに乗ってくれたって事!?
驚いた表情のまま、話を合わせるべく二葉は口を開く。
「き、来て下さりありがとうございました、よろしくお願いします!!」
「では、予は久秀の所へ向かうとしよう、二葉よ、狩りを楽しむがよい。」
「は、はい、義輝様も良い狩りを。」
深々と頭を下げ、義輝の姿が見えなくなった所で二葉は2匹のお供に抱き付いた。
「玉子、黒子!!良くやった!!助かった!!」
「「旦ニャさん!!」」
2匹と喜びを分かち合った後、二葉は救世主の信之に頭を下げる。
「助かりました、真田信之さん・・・いえ、信之様!!」
「様付けはいい、それよりも、俺と行くより帝と行った方が良かったのではないのか?」
「い、いえ、義輝様はとてもお強い方ですが、少々遊びが過ぎまして。」
表情を曇らせる二葉に、お供の2匹も耳を伏せ辛そうに言った。
「旦ニャさんはいつもモンスターの標的にされますニャ。」
「それで何度も死ぬ思いを・・・。」
「そうか。」
しばらく重い空気が流れ、困った信之が口を開く。
「・・・それで何を狩りに行く?」
「えっ、」
「何故、そんな驚いた顔をする。」
「え、いや、でも・・・。」
義輝の時は、視線を合わさないよう背を向けていたハンター達が、信之へ好奇の視線を向けていた。
「おい、あいつは真田の・・・。」
「すっげえ、俺、初めて本物を見たぞ。」
「噂通りだな、でっけえや。」
そして、なんでお前がそこにいると言うような視線を浴びながら、二葉は話を続ける。
「私、すごく弱いですよ、足手まといになりますよ。」
「構わない。」
「本当に弱くて、他のハンターさん達も匙を投げるぐらいで・・・。」
「でも、旦ニャさん、狩りに行かなかったと義輝様にバレたら不味いですニャ。」
黒子の指摘を聞き二葉の動きが止まり、信之は依頼書を広げた。
「そうだな、軽く火竜でも狩りに行くか。」
「か、火竜ですか!?」
「だ、駄目ですニャ!火竜なんて相手をしたら、旦ニャさんが黒焦げになりますニャ。」
「ならば、雌にしよう。」
雌も雄も変わりませんよ!?
「日が暮れる前に行こう、大丈夫だ、すぐに終わる。」
「・・・はい。」
あ、あれ、こっちも地獄のような気がしてきた。
「真田の獅子か面白い!二葉よ、良い朋が居るではないか!!」
そう言って義輝に肩を叩かれるが、二葉は目の前の状況に付いていけなかった。
ま、待って、この方はあの有名な真田家の・・・えっ、どう言う事!?私のような弱小ハンターの誘いに乗ってくれたって事!?
驚いた表情のまま、話を合わせるべく二葉は口を開く。
「き、来て下さりありがとうございました、よろしくお願いします!!」
「では、予は久秀の所へ向かうとしよう、二葉よ、狩りを楽しむがよい。」
「は、はい、義輝様も良い狩りを。」
深々と頭を下げ、義輝の姿が見えなくなった所で二葉は2匹のお供に抱き付いた。
「玉子、黒子!!良くやった!!助かった!!」
「「旦ニャさん!!」」
2匹と喜びを分かち合った後、二葉は救世主の信之に頭を下げる。
「助かりました、真田信之さん・・・いえ、信之様!!」
「様付けはいい、それよりも、俺と行くより帝と行った方が良かったのではないのか?」
「い、いえ、義輝様はとてもお強い方ですが、少々遊びが過ぎまして。」
表情を曇らせる二葉に、お供の2匹も耳を伏せ辛そうに言った。
「旦ニャさんはいつもモンスターの標的にされますニャ。」
「それで何度も死ぬ思いを・・・。」
「そうか。」
しばらく重い空気が流れ、困った信之が口を開く。
「・・・それで何を狩りに行く?」
「えっ、」
「何故、そんな驚いた顔をする。」
「え、いや、でも・・・。」
義輝の時は、視線を合わさないよう背を向けていたハンター達が、信之へ好奇の視線を向けていた。
「おい、あいつは真田の・・・。」
「すっげえ、俺、初めて本物を見たぞ。」
「噂通りだな、でっけえや。」
そして、なんでお前がそこにいると言うような視線を浴びながら、二葉は話を続ける。
「私、すごく弱いですよ、足手まといになりますよ。」
「構わない。」
「本当に弱くて、他のハンターさん達も匙を投げるぐらいで・・・。」
「でも、旦ニャさん、狩りに行かなかったと義輝様にバレたら不味いですニャ。」
黒子の指摘を聞き二葉の動きが止まり、信之は依頼書を広げた。
「そうだな、軽く火竜でも狩りに行くか。」
「か、火竜ですか!?」
「だ、駄目ですニャ!火竜なんて相手をしたら、旦ニャさんが黒焦げになりますニャ。」
「ならば、雌にしよう。」
雌も雄も変わりませんよ!?
「日が暮れる前に行こう、大丈夫だ、すぐに終わる。」
「・・・はい。」
あ、あれ、こっちも地獄のような気がしてきた。