ダグラス主
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
暦は秋になったけれど、アンキュラではまだ真夏のように暑い。
涼を求めてソリテュードへとやってきた。
ソリテュードは南国でありながらも、氷が張られているために快適な気温で過ごすことができる。
「ソリテュードは初めて来たんだけど、アンキュラとは随分違うな。羽織るものを持ってきて正解だ。半袖で過ごすことになってたら、二人仲良く風邪を引いてただろうね」
「もう、ダグラスさんったら。ソリテュードといえば、アイスが有名ですからね。今日は美味しいものを沢山食べて帰りましょう?」
氷菓の国らしくアイスクリーム屋が立ち並び、様々なソルベが売られている。
カフェやレストランでも果物だけでなく、野菜を使ったバリエーションに富んだソルベがあるようだ。
レストランでランチを食べることにした私達はテラス席に座る。
お昼に食べるには豪華すぎる、赤ワイン仕立ての牛フィレステーキに舌鼓を打った。
この後ムニエルを頂くことになっているのだけど、口直しに葡萄のソルベを食べた後にまた食事だなんて胃が悲鳴をあげないだろうか。
「お互いの誕生日に外国に来るのが恒例になりつつあるね。その度に来年はどこに行くのか、楽しみでならないんだ」
「私もです。アンキュラや隠れ家もいいんですが、私達の付き合いももう長いですしね。知らない土地に来たら新鮮な気持ちになれますし、その土地ならではの美味しいものもありますし」
ダグラスさんはお宝を見つけた時のように、少年のように目を輝かせている。
それもそのはず、ダグラスさんは海賊だからお宝があると知れば動かずにはいれない。
それは外国でも同じことが言える。自らが食べたことがないもの、美味と言われるもの、とびきり美しいもの。未知に出会い、知るということは一種の冒険のようなものだからだ。
この国を選んだのも理由がある。快適に過ごせるということと、お酒とデザートどちらも味わえるソルベがあるということ。
ダグラスさんはお酒が好きだからきっと楽しんでもらえるだろう。もちろん私がデザートを食べたいという下心もあるのだけど。
ウェイターさんが私達が料理を食べ終わり、お皿が空になっているのを確認すると、交換するように葡萄のソルベを運んできてくれた。
「こちらは葡萄のソルベになります。ドミニア産の葡萄を使用しておりますので、味は折り紙付きですよ」
「へえ、ソルベにかかってるソースもワインの国の葡萄を使ってるのか。贅沢なデザートだね」
濃色のアメジストのソルベにはとろりとした濃厚なソースがかかっている。
舌の上に乗せると凝縮された果実の味わいが至高の時間を作り出す。
大人のためのデザートに満足したのか、私達は一気に平らげてしまった。
「これならいくらでも食べられそうだけど、今日はケーキがあるからやめておこうかな」
「そうですね、ケーキを食べられなくなるのは困ります」
「誕生日にはケーキやご馳走、特別なプレゼントでお祝いされるのが当たり前になりつつあるけど、君には感謝してるんだ。毎年こうしていられることに、ね」
私達のお姫様ことボニータはホテルで優雅に昼寝をしているから、食べたソルベをお土産に持って帰ろう。
ケーキと祝いの言葉にキスを添えて。
涼を求めてソリテュードへとやってきた。
ソリテュードは南国でありながらも、氷が張られているために快適な気温で過ごすことができる。
「ソリテュードは初めて来たんだけど、アンキュラとは随分違うな。羽織るものを持ってきて正解だ。半袖で過ごすことになってたら、二人仲良く風邪を引いてただろうね」
「もう、ダグラスさんったら。ソリテュードといえば、アイスが有名ですからね。今日は美味しいものを沢山食べて帰りましょう?」
氷菓の国らしくアイスクリーム屋が立ち並び、様々なソルベが売られている。
カフェやレストランでも果物だけでなく、野菜を使ったバリエーションに富んだソルベがあるようだ。
レストランでランチを食べることにした私達はテラス席に座る。
お昼に食べるには豪華すぎる、赤ワイン仕立ての牛フィレステーキに舌鼓を打った。
この後ムニエルを頂くことになっているのだけど、口直しに葡萄のソルベを食べた後にまた食事だなんて胃が悲鳴をあげないだろうか。
「お互いの誕生日に外国に来るのが恒例になりつつあるね。その度に来年はどこに行くのか、楽しみでならないんだ」
「私もです。アンキュラや隠れ家もいいんですが、私達の付き合いももう長いですしね。知らない土地に来たら新鮮な気持ちになれますし、その土地ならではの美味しいものもありますし」
ダグラスさんはお宝を見つけた時のように、少年のように目を輝かせている。
それもそのはず、ダグラスさんは海賊だからお宝があると知れば動かずにはいれない。
それは外国でも同じことが言える。自らが食べたことがないもの、美味と言われるもの、とびきり美しいもの。未知に出会い、知るということは一種の冒険のようなものだからだ。
この国を選んだのも理由がある。快適に過ごせるということと、お酒とデザートどちらも味わえるソルベがあるということ。
ダグラスさんはお酒が好きだからきっと楽しんでもらえるだろう。もちろん私がデザートを食べたいという下心もあるのだけど。
ウェイターさんが私達が料理を食べ終わり、お皿が空になっているのを確認すると、交換するように葡萄のソルベを運んできてくれた。
「こちらは葡萄のソルベになります。ドミニア産の葡萄を使用しておりますので、味は折り紙付きですよ」
「へえ、ソルベにかかってるソースもワインの国の葡萄を使ってるのか。贅沢なデザートだね」
濃色のアメジストのソルベにはとろりとした濃厚なソースがかかっている。
舌の上に乗せると凝縮された果実の味わいが至高の時間を作り出す。
大人のためのデザートに満足したのか、私達は一気に平らげてしまった。
「これならいくらでも食べられそうだけど、今日はケーキがあるからやめておこうかな」
「そうですね、ケーキを食べられなくなるのは困ります」
「誕生日にはケーキやご馳走、特別なプレゼントでお祝いされるのが当たり前になりつつあるけど、君には感謝してるんだ。毎年こうしていられることに、ね」
私達のお姫様ことボニータはホテルで優雅に昼寝をしているから、食べたソルベをお土産に持って帰ろう。
ケーキと祝いの言葉にキスを添えて。
1/3ページ