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新しい関係

カーテンから朝日が入り込んでくる。
ふっと目が覚める林子。
(ここ、どこ?)
寝起きで頭が回らない。
林子にしては大きめなベットに1人でいた。
やっと昨日の出来事がぽつりぽつりと思い出していく。
(そうだ。ゲーニッツさんの家でシャワー借りに来てそれで…)
急に昨日の出来事が鮮明に思い出し顔が熱くなる。
それと同時にゲーニッツがどこにいるか探す林子。
見渡すけどゲーニッツの姿はなかった。
机の方を見ると置き手紙が置いてあった。
〔林子さん。おはようございます。教会での朝の仕事がありますので先に出てます。気にせずゆっくりなさっててください。帰られても大丈夫ですが私は一旦お昼頃には戻ります〕
時計を見ると午前9時前だった。
うーんと唸りどうしようかと考えてみたが昨日の出来事が『本当』なのか確かめたくお昼までいることにした。
むやみに部屋の中を周るのは気が引けたのでふたたび大きなベットに寝転ぶ。
「…私もゲーニッツさんもお互い好きと言った。夢なのか?」
嬉しいが半分と不安が半分づつあった。
気持ちはお互い伝えあったけど付き合う事とかは聞いてないし本当に両思いなのかも信じ難いと思った。
気まぐれで雰囲気で好きと言われたのかとも疑ってしまう林子。
ぐるぐると頭の中で考えていたらふたたび目を閉じ眠り込んでしまった。
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