｢人気のシェーンよりマリーナの方が魅力的だよ｣
｢あら、意外。｣
｢私サンドラには言うけど自分がバイ・セクシャルじゃないかって思ってるんだ｣
サンドラは飲んでいた紅茶を吹き出しそうになった。
｢そ…そうなの？！｣
｢私ね、女の子も可愛いなぁとか思うことがあるの。女の子に抱かれたい！とか。でもよくわかんないんだよね。もちろん今は吾朗一筋だよ！浮気なんてしないし。ただ自分のセクシャリティって気になるよね。サンドラ知り合いにそういう人とかいない？もしかしたら神室町二丁目とかに遊びに行けばいいのかな？｣
｢自然に任せたら？でも親父には内緒よ…｣
サンドラはぎこちなく言った。
｢うん…あれ？もう8時？ヤバっもう帰らないと…｣
｢お、送るわ！｣

｢今日はありがとうサンドラ。あの話、秘密だよ。じゃあね、バイバイ！｣
帰りの車でサンドラはヒートアップした。ゆみがバイ・セクシャル？！ゆみってノンケじゃなかったの？！え？え？チャンス到来？！彼女がバイなら私期待してもいいのかしら…！？ヤバい幸せみが深い… ゆみがバイ・セクシャル… ゆみがバイ・セクシャル…
『1度きりの人生。ずるく生きたら』
今夜は眠れないな…そう思うサンドラだった。