｢でもそれも無意味だ。おらぁ！｣
｢うっ… ゆみ…俺が生きて帰ったら、その時は許してくれるか？過ちばっかりする俺に愛想つかしてるんやろ？でも…例え全てが間違いやったとしても俺はゆみの幸せだけを願ってきた！｣
｢だったらなんなんだよ！｣
｢ゆみ…俺にチャンスをくれ…謝るチャンスを…そして俺にも愛を囁く権利をくれ。今まで悪かった。ごめん。それから愛してる。｣
｢そんなつまらないボヤキに何の価値があるんだ？何をしてもどんくさいんだよお前は。お前自身はもう無価値だ。｣
｢例え俺自身が無価値になってもゆみ、お前の幸せをのぞむこの気持ちは真実や！｣
｢くだらねえことばっかり抜かしてるんじゃねーぞ！これで終わりだ真島ァ！！｣
｢うあああああ！！｣
俺はもうダメなんか？あかん、ここで立ち上がらんとゆみはまた不幸な死に方をする！俺は間違ってばかりのマヌケや。でも…でも…
｢愛する人の幸せを望んで何が悪い…！ゆみ…愛してる…｣
｢ぼろ雑巾が何か呟いたようだな。誰もお前の言葉なんて聞いてねぇよ。これでさよならだ。あばよ。｣