｢皐月……｣
｢俺とゆみは永遠の愛を誓いましたから。｣
｢ゆみ、俺を見ろ！｣
必死にゆみを呼ぶ。でもゆみは薄い反応しかできずにいた。長い時間工藤に催眠を掛けられ、呪いが解けずにいた。
｢工藤、今度こそ逃がさへん。今日で決着や。お前を地獄に沈める。｣
｢せっかくの晴れ舞台を台無しにしてくれちゃって。それ相応の覚悟はできてるんですね？｣
｢やめて。皐月。喧嘩なんてしないで。私皐月が怪我するの嫌だよ……｣
｢大丈夫。大丈夫だから。｣
｢ゆみさん、こちらへ｣
峯がゆみを守るために誘導する。
｢よし工藤これでサシや。死ぬ前に言いたいことはないか。｣
｢俺には時期会長のポストとゆみに愛されているという人間的価値がある。残念だけどちっぽけな貴方に負ける程俺はおちぶれちゃいない。｣