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1章
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「…はぁ…本当に行かなくちゃダメかなぁ…」
大きなため息をこぼしながら、
『真選組屯所』と大きく書かれている表札に、目を細める
ギラギラと太陽が照りつける夏の正午、
重い空気が、じっとりと私の汗ばんだ全身を包んでいた。
なぜ、私がこんな任務を任されなくちゃいけなかったんだろう。
なぜ、アイツに会わなくちゃいけないんだろう。
あのシスコン野郎の顔を思い出すだけでも嫌気がさす
姉上の大好物「激辛せんべい」の手土産を
真選組に渡すだけの任務だが
私のとってはラスボスのステージに
瀕死状態で挑んでるのと同じレベルなのだ。
あぁ、こんな事になるんだったら、
江戸なんか来るんじゃなかった!
踵を返して、元来た道に引き返そうとした瞬間
タバスコを満面の笑みでドバドバかける
姉上が脳裏に焼きつく。
なんなんだこの姉弟は。
どっちに転んでもラスボスではないか。
「くっ…もうやけくそだっ!」
姉上に心臓を捧げよっっ!!
右手の拳を左胸に当て、時は満ちた。
…いざ戦場へと参らん!
「…おっと、屯所 は豚小屋じゃないですぜ、雌豚ァ。」
屯所の門を叩こうとした腕を
背後から捕まえられる。
いつ間にか、ラスボスは背後にいたようだ。
大きなため息をこぼしながら、
『真選組屯所』と大きく書かれている表札に、目を細める
ギラギラと太陽が照りつける夏の正午、
重い空気が、じっとりと私の汗ばんだ全身を包んでいた。
なぜ、私がこんな任務を任されなくちゃいけなかったんだろう。
なぜ、アイツに会わなくちゃいけないんだろう。
あのシスコン野郎の顔を思い出すだけでも嫌気がさす
姉上の大好物「激辛せんべい」の手土産を
真選組に渡すだけの任務だが
私のとってはラスボスのステージに
瀕死状態で挑んでるのと同じレベルなのだ。
あぁ、こんな事になるんだったら、
江戸なんか来るんじゃなかった!
踵を返して、元来た道に引き返そうとした瞬間
タバスコを満面の笑みでドバドバかける
姉上が脳裏に焼きつく。
なんなんだこの姉弟は。
どっちに転んでもラスボスではないか。
「くっ…もうやけくそだっ!」
姉上に心臓を捧げよっっ!!
右手の拳を左胸に当て、時は満ちた。
…いざ戦場へと参らん!
「…おっと、
屯所の門を叩こうとした腕を
背後から捕まえられる。
いつ間にか、ラスボスは背後にいたようだ。
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