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1章
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真選組と言う檻から無事解放され、
かぶき町に吹く風を力いっぱい吸う。
今はもう、総兄のことなんて忘れて
思いっきり遊んでやろうと心の中で誓いながら
私の腕を引っ張る神楽ちゃんに視線をやる。
「琴音!ここは私イチオシの乾物屋ネ!」
そう言いながら、颯爽と
売り物の乾物を手にし、むしゃむしゃと食べだす神楽ちゃん
あれ、かぶき町の
試食コーナーって、こういうもんなの?
「おいおい、普通、女ってのはなァ。スウィィーツに目がない生き物なんだよ。三度の飯よりスウィイーツなんだよ。体の約70%はスウィィッーツで出来てんだよ。」
スイーツの発音がややウザい銀さんは、
甘味処のショーケースの上に
置いてあった団子を次々と頬張る。
や、やばい…
かぶき町の食べものって…もしかして
「た、食べ放題ッ!?」
お預けされた犬みたいによだれを垂らすのを我慢していると
「…オイィイイ!なに勝手に店の物食べてるんですか!!銀さんと神楽ちゃんがやってる事は無銭飲食と言った立派な犯罪ですよ!!」
「んだよ、ぱっつぁん。ツケっていう魔法の言葉があんだろコノヤロー。」
ばあさんこれツケな、
と言いながら慣れた手つきで
ショーケースの扉を開け、団子を貰う銀さん
「そう言って許されるのはアンタぐらいだわァアア!!」
え、何
魔法の言葉「ツケ」って。
それを言えば、全ての食べ放題になるって、画期的すぎやしないか。
武州に帰ったら、姉上にも教えてあげよう
「うるさいやつらは無視するネ」
私の隣に居る神楽ちゃんの
細く華奢な腕が私の方へと伸びてくる
「琴音とはもう友達ネ、かぶき町のことは全部私に任せるアル!だから…明日も髪結んでくれるアルか?」
少し視線を泳がせながら
呟くように、そう言う神楽ちゃんの可愛さに
涙が出そうになる。
いや、もう出ていた。
かぶき町に吹く風を力いっぱい吸う。
今はもう、総兄のことなんて忘れて
思いっきり遊んでやろうと心の中で誓いながら
私の腕を引っ張る神楽ちゃんに視線をやる。
「琴音!ここは私イチオシの乾物屋ネ!」
そう言いながら、颯爽と
売り物の乾物を手にし、むしゃむしゃと食べだす神楽ちゃん
あれ、かぶき町の
試食コーナーって、こういうもんなの?
「おいおい、普通、女ってのはなァ。スウィィーツに目がない生き物なんだよ。三度の飯よりスウィイーツなんだよ。体の約70%はスウィィッーツで出来てんだよ。」
スイーツの発音がややウザい銀さんは、
甘味処のショーケースの上に
置いてあった団子を次々と頬張る。
や、やばい…
かぶき町の食べものって…もしかして
「た、食べ放題ッ!?」
お預けされた犬みたいによだれを垂らすのを我慢していると
「…オイィイイ!なに勝手に店の物食べてるんですか!!銀さんと神楽ちゃんがやってる事は無銭飲食と言った立派な犯罪ですよ!!」
「んだよ、ぱっつぁん。ツケっていう魔法の言葉があんだろコノヤロー。」
ばあさんこれツケな、
と言いながら慣れた手つきで
ショーケースの扉を開け、団子を貰う銀さん
「そう言って許されるのはアンタぐらいだわァアア!!」
え、何
魔法の言葉「ツケ」って。
それを言えば、全ての食べ放題になるって、画期的すぎやしないか。
武州に帰ったら、姉上にも教えてあげよう
「うるさいやつらは無視するネ」
私の隣に居る神楽ちゃんの
細く華奢な腕が私の方へと伸びてくる
「琴音とはもう友達ネ、かぶき町のことは全部私に任せるアル!だから…明日も髪結んでくれるアルか?」
少し視線を泳がせながら
呟くように、そう言う神楽ちゃんの可愛さに
涙が出そうになる。
いや、もう出ていた。