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1章
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みんなが見回りに行っている間
縁側で、頬杖をつきながらため池を眺めていると
おぉ、琴音いい所にいた!と雄たけびを上げながら
ゴリラが近づいてくる。
こんな真夏の昼下がりに、
あんなに元気にいられるのは、松岡修造と勲兄だけのような気がする。
隣に座る勲兄は、口をもごもごさせて、
ばつが悪いような表情を浮かばせる。
はぁ…次に発する言葉は、もう分かってるよ。
「武州行きの線路が復旧するまで、もう少しかかるらしい。でしょ?」
なんで分かったのォォ!?テレパシー!?テレパシー!?
とか、叫ぶ勲兄を無視する。
このやりとり何回目ですか?
復旧までもう少しって、どんくらいもう少し?
何週間?何日間?何時間?
えーもう、絶対車で帰った方が良くない?
線路復旧を待つのがアホくさく感じるんだけど!
はぁ、と大きなため息をつきながら
さっき山崎さんが淹れてくれたお茶をすする。
「いやぁ、今日は『琴音、江戸はもう慣れたよね?』の宴でもやるか!!」
と張り切る勲兄だが
今日は、じゃないよ。
今日も、だよ。
何回宴を開けば気が済むの?っていうレベルで
毎晩どんちゃん騒ぎをする男衆。
私の為の宴じゃなくて、
絶対。飲み会を開きたいだけなんだと思う。
それより、宴1つひとつに題名を付ける風習を辞めて欲しい。
それも、その題名を毎回横断幕に書くけど、あれって意味あるの?
1回目の宴は『琴音!ようこそ真選組へ!』
まぁ、ここは良いとする。
次からだよ、問題なのは!
2回目『琴音!江戸へやってくる。の巻zz』
3回目『琴音、マヨネーズ王国の扉を開く』
4回目『琴音、まだいたのかィ』
4回目に限っては、横断幕に書かれている字が
小学2年生が書いたでしょ!って思うほど
めちゃくちゃ適当だったからな!!
「まぁ、今日は宴無しの方向でお願い…」
苦し紛れにそう言うと、勲兄はひらめいたかのように
「野郎ばっかでむさ苦しいってことか!なら、いい所があるぞ!よしっ!今日は『琴音!初めてのネオン街!』だな!」
…んー?
私の言葉聞き取れないのかな?
ゴリラだからか?
ゴリラだからなのか?
縁側で、頬杖をつきながらため池を眺めていると
おぉ、琴音いい所にいた!と雄たけびを上げながら
ゴリラが近づいてくる。
こんな真夏の昼下がりに、
あんなに元気にいられるのは、松岡修造と勲兄だけのような気がする。
隣に座る勲兄は、口をもごもごさせて、
ばつが悪いような表情を浮かばせる。
はぁ…次に発する言葉は、もう分かってるよ。
「武州行きの線路が復旧するまで、もう少しかかるらしい。でしょ?」
なんで分かったのォォ!?テレパシー!?テレパシー!?
とか、叫ぶ勲兄を無視する。
このやりとり何回目ですか?
復旧までもう少しって、どんくらいもう少し?
何週間?何日間?何時間?
えーもう、絶対車で帰った方が良くない?
線路復旧を待つのがアホくさく感じるんだけど!
はぁ、と大きなため息をつきながら
さっき山崎さんが淹れてくれたお茶をすする。
「いやぁ、今日は『琴音、江戸はもう慣れたよね?』の宴でもやるか!!」
と張り切る勲兄だが
今日は、じゃないよ。
今日も、だよ。
何回宴を開けば気が済むの?っていうレベルで
毎晩どんちゃん騒ぎをする男衆。
私の為の宴じゃなくて、
絶対。飲み会を開きたいだけなんだと思う。
それより、宴1つひとつに題名を付ける風習を辞めて欲しい。
それも、その題名を毎回横断幕に書くけど、あれって意味あるの?
1回目の宴は『琴音!ようこそ真選組へ!』
まぁ、ここは良いとする。
次からだよ、問題なのは!
2回目『琴音!江戸へやってくる。の巻zz』
3回目『琴音、マヨネーズ王国の扉を開く』
4回目『琴音、まだいたのかィ』
4回目に限っては、横断幕に書かれている字が
小学2年生が書いたでしょ!って思うほど
めちゃくちゃ適当だったからな!!
「まぁ、今日は宴無しの方向でお願い…」
苦し紛れにそう言うと、勲兄はひらめいたかのように
「野郎ばっかでむさ苦しいってことか!なら、いい所があるぞ!よしっ!今日は『琴音!初めてのネオン街!』だな!」
…んー?
私の言葉聞き取れないのかな?
ゴリラだからか?
ゴリラだからなのか?