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1章
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真選組屯所って、驚く程暇だ。
総兄に「屯所の門から、一歩でも外に出たら殺す」と脅迫され
武州に帰れるようになるまで
真選組屯所から出られないって言うのに、
市中見回りをする隊士と
書類仕事をする隊士と
肺ガンにより余命わずかな隊士しかいないんだもの。
「オィィ!勝手に余命宣告すんじゃねェ!」
「十四郎くんったらうるさいなぁ。外の蝉よりうるさいよ」
「…んなことより、早く部屋から出て行ってくんねぇか」
そういって、此方に鬼の様な形相を向けるヘビースモーカー。
きゃぁ、怖い。
「だって、暇なんだもん」
「お前が暇でも俺は暇じゃねェんだよ」
そんなこと言ったって、
今、屯所にいる隊士の中で気軽に話しかけられるのは
ヘビースモーカーしか居ないのだ。
勲兄は、未来のお嫁さんとやらに
会いに行ってしまったし。
総兄は、市中見回りに行ったし。
終君は、寝てるし。
武州の時からの顔馴染みで、一番暇そうにしていたのは
君しかいないんだよ。
と、心の中で言い訳をするが
んなこと、しったこっちゃねぇ。
と言いたそうな顔で、舌打ちをするマヨラー。
「あー今の舌打ちでHP削れたわぁ。どうしてくれるのさ。
もう、ここに居座るしかないよね。それしかないよね。」
「いや、なんでそうなんだよ。」
慈悲の心が足りないマヨラーをガン無視して
扇風機の向きを私の方に変える
しかし、部屋の温度自体が高いため
扇風機からは、なま暖かい風しか送られてこない
「あっつぅ…」
大の字で寝っ転がり、床の冷たさを感じようとするが
案の定、何にも感じない。
空気が肌にまとわりつくような蒸し暑さに耐えきれず、
「土方くぅーん。アイス買ってきて…」
と言葉を漏らせば、
「あぁ?」
と言うマヨラーの呆れた声と共に
ドゴォォォーーン
と言う音が部屋中に響き渡り、すさまじい爆風に包まれる
「…屯所内に居ろって言いやしたけど、
土方コノヤローの部屋に居ろって言いやしたっけ?」
と言い捨てながら、
寝っ転がる私の頭上に仁王立ちで現れる沖田総悟。
総兄に「屯所の門から、一歩でも外に出たら殺す」と脅迫され
武州に帰れるようになるまで
真選組屯所から出られないって言うのに、
市中見回りをする隊士と
書類仕事をする隊士と
肺ガンにより余命わずかな隊士しかいないんだもの。
「オィィ!勝手に余命宣告すんじゃねェ!」
「十四郎くんったらうるさいなぁ。外の蝉よりうるさいよ」
「…んなことより、早く部屋から出て行ってくんねぇか」
そういって、此方に鬼の様な形相を向けるヘビースモーカー。
きゃぁ、怖い。
「だって、暇なんだもん」
「お前が暇でも俺は暇じゃねェんだよ」
そんなこと言ったって、
今、屯所にいる隊士の中で気軽に話しかけられるのは
ヘビースモーカーしか居ないのだ。
勲兄は、未来のお嫁さんとやらに
会いに行ってしまったし。
総兄は、市中見回りに行ったし。
終君は、寝てるし。
武州の時からの顔馴染みで、一番暇そうにしていたのは
君しかいないんだよ。
と、心の中で言い訳をするが
んなこと、しったこっちゃねぇ。
と言いたそうな顔で、舌打ちをするマヨラー。
「あー今の舌打ちでHP削れたわぁ。どうしてくれるのさ。
もう、ここに居座るしかないよね。それしかないよね。」
「いや、なんでそうなんだよ。」
慈悲の心が足りないマヨラーをガン無視して
扇風機の向きを私の方に変える
しかし、部屋の温度自体が高いため
扇風機からは、なま暖かい風しか送られてこない
「あっつぅ…」
大の字で寝っ転がり、床の冷たさを感じようとするが
案の定、何にも感じない。
空気が肌にまとわりつくような蒸し暑さに耐えきれず、
「土方くぅーん。アイス買ってきて…」
と言葉を漏らせば、
「あぁ?」
と言うマヨラーの呆れた声と共に
ドゴォォォーーン
と言う音が部屋中に響き渡り、すさまじい爆風に包まれる
「…屯所内に居ろって言いやしたけど、
土方コノヤローの部屋に居ろって言いやしたっけ?」
と言い捨てながら、
寝っ転がる私の頭上に仁王立ちで現れる沖田総悟。