拍手ログ


*2008/03/13~
[White Day/壇菊]



「菊丸さーんっ!」

「およ?」


突如現れた白ランのちっちゃい男の子。

───実は俺の想い人。


「壇、くん?どして此処に…?」

「バレンタインデーのお返しに、」


僕とデートしませんか、
そう言った彼はいつもと違って凄くカッコ良かった。


「え、でも、あの」


そう、まだ俺は想いを伝えていない。

バレンタインだって友達だって名目で渡したはず。


「だって、友達だって言ったって、わざわざ違う学校まで渡しにくる人なんていませんよ」

「あ、や、それは…」

「好きです、大好きです、菊丸さん」


俺の考えなんて全てわかっているかのように自信満々に告げる。

そんな彼が凄く眩しくて、


「…俺も、大好き」



(何処いきますか?)
(…ケーキ屋さん、かにゃあ?)
(それなら任せてくださいです!)
(うん。任せた!…太一)
(了解です!…英二さん)



*2008/03/13~
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