過去ログ


キミのさ。



───何故。


君はそんなにも強いのだろう。


行動。


言動。


性格。


全て幼く見える君。


他の人からは、


“甘えん坊の気まぐれ子猫ちゃん”


なんて呼ばれて。


───だけど本当は、


誰よりも真っ直ぐで、


一生懸命で、


人の心に敏感で、


───強い。


桃がレギュラー落ちした時、


越前やタカさんが怪我した時、


手塚が跡部と戦った時、


もちろん、他の皆や僕も。


いつだって、辛くて苦しい時、


助けてくれたのは、キミだった。


───今、考えればキミだって、


辛かった筈なのに。


苦しかった筈なのに。


キミは僕らの前では、


絶対に笑顔を絶やさなかったね。


その、太陽のような笑顔を。


───ねぇ?気付いてる?


僕らが今、此所に居るのは、


キミのお陰なんだよ。


僕らを信じてくれる、


迷いのない、真っ直ぐな“心”と、


笑顔のお陰。


───キミが笑顔で居てくれたら、僕らはまだまだ強くなれる。


だから、


「…優勝、するからね?英二。」



【…END…】
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