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第一章
名前を変換してください
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「……ふーん。アンタって、意外と細かいとこまで気づいてんのな」
午後の陽が落ちかけた倉庫街。
任務のあと、報告書を書くために二人きりで残った#名前#に、クザンは声をかけた。
「そりゃあ、おつるさん直伝なんで」
#名前#は手元のメモをちらりと見せながら、気怠げな口調で答える。
細い指先が器用にペンを動かし、さくさくと状況をまとめていく。クザンはそれを横目に見ながら、ぼんやりと彼女の横顔を眺めていた。
「へぇ……見た目だけかと思いきや…アンタ、頭もいいし、スタイルも……なかなか」
「……また口説いてんの?本気じゃないの、わかってるけど」
「いやー、本気になるかどうかは、今後の付き合い次第かなー……とか?」
クザンは肩をすくめながら、涼しい顔でそう返した。
そのくせ、ほんの少しだけ視線が胸元に流れているのを、#名前#はしっかり見逃していない。
「まったく、最低。……報告書仕上げるまで、話しかけないでくれる?」
「へいへい、冷たーい。氷使いのオレより冷たいんじゃない?」
そう言いながらも、クザンはどこか楽しげで。
軽く口にする言葉の裏に、興味の色をほんの少しだけ滲ませていた。