第二章
夢小説設定
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【任務中・昼】
山間の村を偵察する任務。
人口は少なく、海賊の痕跡を確認するには十分すぎるほど静かな場所だった。
「……ここ、怪しいな」
クザンが村外れの納屋の前で足を止めた。
少し身を屈めて、扉の鍵を確認している。
「……開いてない」
#名前#が後ろから近づく――その瞬間。
「っ、危ない!」
クザンがぐい、と#名前#の腕を掴んで引き寄せた。
納屋の軒先から、上に積まれていた木箱が落ちてきたのだ。
――ドンッ!
「……!」
#名前#はクザンの胸に、思いきり抱き込まれるような形で倒れ込む。
「おいおい、アンタ反応遅いって」
「っ……すみません」
鼓動が、やけに近い。
息がかかる距離。
目をそらしたいのに、できない。
「……大丈夫か?」
「……はい」
クザンはそっと腕を離した。
(……近かった)
(何考えてるの、私……)
村の静寂の中で、心臓の音だけが妙に響いていた。
⸻
【任務後・夜】
任務を終え、ふたりはそれぞれ簡易宿舎に戻った。
でも、なかなか寝つけなかった#名前#は、外の空気を吸おうと宿舎の裏手へ。
「……クザン?」
そこにはすでに、月明かりに照らされたクザンがいた。
手には缶コーヒー。
「またコーヒーか」
「珍しいじゃないのこんな時間に…。クセなんだよ、これ。落ち着くから」
「……分かる気がする」
2人並んで無言の時間。
でも、不思議と苦じゃなかった。
「さっきの、ありがとう……ございます」
「ん?」
「納屋のとき。危なかったから……」
「ああ、あれか。アンタ、なんか他のこと考えてたろ?」
#名前#は目を伏せる。
「……考えてたかも…しれない」
「何を?」
珍しいじゃないの、と少し驚いたような顔をして尋ねるクザンの顔を気まずそうに#名前#は見る
「……その」
(言えるわけない。あなたのことを見てたなんて)
「……夜って、静かですね」
「はは、話そらしたな。まぁいいけど」
クザンが缶を傾けて、空を見上げた。
「オレさ、こういう時間、嫌いじゃない。
特に……隣にアンタみたいな奴がいると」
「……」
「気ぃ使わないし、でも……なんか話したくなる」
#名前#の目が、少し揺れた。
「……ずるい」
「何が?」
「そうやって、自然に……ドキドキさせるの」
「……ドキドキ、してたんだ?」
「…今もしてる」
それは、告白でも宣言でもない。
ただ、こぼれ落ちた“気持ちのかけら”。
クザンの顔に、珍しく本気の驚きが浮かんだ。
「……あー、やば。オレ、そういうの聞くと余計、意識しちまうんだよな」
「……自業自得です」
ふたり、顔を見合わせて、小さく笑った。
月が、やさしくふたりを照らしていた。
山間の村を偵察する任務。
人口は少なく、海賊の痕跡を確認するには十分すぎるほど静かな場所だった。
「……ここ、怪しいな」
クザンが村外れの納屋の前で足を止めた。
少し身を屈めて、扉の鍵を確認している。
「……開いてない」
#名前#が後ろから近づく――その瞬間。
「っ、危ない!」
クザンがぐい、と#名前#の腕を掴んで引き寄せた。
納屋の軒先から、上に積まれていた木箱が落ちてきたのだ。
――ドンッ!
「……!」
#名前#はクザンの胸に、思いきり抱き込まれるような形で倒れ込む。
「おいおい、アンタ反応遅いって」
「っ……すみません」
鼓動が、やけに近い。
息がかかる距離。
目をそらしたいのに、できない。
「……大丈夫か?」
「……はい」
クザンはそっと腕を離した。
(……近かった)
(何考えてるの、私……)
村の静寂の中で、心臓の音だけが妙に響いていた。
⸻
【任務後・夜】
任務を終え、ふたりはそれぞれ簡易宿舎に戻った。
でも、なかなか寝つけなかった#名前#は、外の空気を吸おうと宿舎の裏手へ。
「……クザン?」
そこにはすでに、月明かりに照らされたクザンがいた。
手には缶コーヒー。
「またコーヒーか」
「珍しいじゃないのこんな時間に…。クセなんだよ、これ。落ち着くから」
「……分かる気がする」
2人並んで無言の時間。
でも、不思議と苦じゃなかった。
「さっきの、ありがとう……ございます」
「ん?」
「納屋のとき。危なかったから……」
「ああ、あれか。アンタ、なんか他のこと考えてたろ?」
#名前#は目を伏せる。
「……考えてたかも…しれない」
「何を?」
珍しいじゃないの、と少し驚いたような顔をして尋ねるクザンの顔を気まずそうに#名前#は見る
「……その」
(言えるわけない。あなたのことを見てたなんて)
「……夜って、静かですね」
「はは、話そらしたな。まぁいいけど」
クザンが缶を傾けて、空を見上げた。
「オレさ、こういう時間、嫌いじゃない。
特に……隣にアンタみたいな奴がいると」
「……」
「気ぃ使わないし、でも……なんか話したくなる」
#名前#の目が、少し揺れた。
「……ずるい」
「何が?」
「そうやって、自然に……ドキドキさせるの」
「……ドキドキ、してたんだ?」
「…今もしてる」
それは、告白でも宣言でもない。
ただ、こぼれ落ちた“気持ちのかけら”。
クザンの顔に、珍しく本気の驚きが浮かんだ。
「……あー、やば。オレ、そういうの聞くと余計、意識しちまうんだよな」
「……自業自得です」
ふたり、顔を見合わせて、小さく笑った。
月が、やさしくふたりを照らしていた。