第二章
夢小説設定
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あの再会から、数日。
気づけば、クザンは定期的に基地に顔を出すようになっていた。
“視察”という名目だが、その滞在時間の半分は港のベンチにいる気がする。
その日も、午後の訓練を終えた後。
#名前#は無意識に、港へと足を向けていた。
(……いない、か)
ベンチには誰もいない。
ほんの少しだけ残念に思った自分に気づき、ため息をついたとき――
「アンタが来ると思ってた」
背後から、聞きなれた声。
振り返れば、サングラスを外したクザンが、ベンチの影に立っていた。
「また、休憩?」
「いや。今日はアンタが誘う番だろ?」
「……なに?」
「ほら、前に言ったろ。今はまだ“言わない”って」
クザンの口元に笑みが浮かぶ。
それがなんだか悔しくて、#名前#は唇を噛んだ。
(……じゃあ)
「あの、」
クザンが眉を上げる。
「今日、また……休憩、どうですか」
その瞬間、風が吹いた。
少し乱れた髪を押さえながら、#名前#は目を逸らす。
「……嫌なら、別にいいけど」
「……なにそれ。可愛いな、アンタ」
「言わないでください」
「言わなきゃわかんねェだろ、オレがどれだけ嬉しいか」
照れたのをごまかすように、クザンはベンチにどさっと腰を落とす。
「じゃあ、はい。コーヒー」
手渡された缶コーヒーには、ほんのり温もりが残っていた。
ふたりの肩が並ぶその距離は、もう、あの日よりも近い。
「#名前#」
「……なんですか」
「また来いよ。オレのいるとこ」
#名前#は黙って頷いた。
その頬には、うっすらと赤みが差していた。
気づけば、クザンは定期的に基地に顔を出すようになっていた。
“視察”という名目だが、その滞在時間の半分は港のベンチにいる気がする。
その日も、午後の訓練を終えた後。
#名前#は無意識に、港へと足を向けていた。
(……いない、か)
ベンチには誰もいない。
ほんの少しだけ残念に思った自分に気づき、ため息をついたとき――
「アンタが来ると思ってた」
背後から、聞きなれた声。
振り返れば、サングラスを外したクザンが、ベンチの影に立っていた。
「また、休憩?」
「いや。今日はアンタが誘う番だろ?」
「……なに?」
「ほら、前に言ったろ。今はまだ“言わない”って」
クザンの口元に笑みが浮かぶ。
それがなんだか悔しくて、#名前#は唇を噛んだ。
(……じゃあ)
「あの、」
クザンが眉を上げる。
「今日、また……休憩、どうですか」
その瞬間、風が吹いた。
少し乱れた髪を押さえながら、#名前#は目を逸らす。
「……嫌なら、別にいいけど」
「……なにそれ。可愛いな、アンタ」
「言わないでください」
「言わなきゃわかんねェだろ、オレがどれだけ嬉しいか」
照れたのをごまかすように、クザンはベンチにどさっと腰を落とす。
「じゃあ、はい。コーヒー」
手渡された缶コーヒーには、ほんのり温もりが残っていた。
ふたりの肩が並ぶその距離は、もう、あの日よりも近い。
「#名前#」
「……なんですか」
「また来いよ。オレのいるとこ」
#名前#は黙って頷いた。
その頬には、うっすらと赤みが差していた。