(ymmt)





あたしはあなたを好きになりました。

叶なうはずのない、恋を始めました。


最近、QuizKnockのウェブであたしは和歌に関する記事の連載をしている。

元々和歌が好きだったし、QuizKnockには古文を専門をしてる人もいるから伊沢さんに要請されて書いているのだ。
なんて、それは表向きの理由。



本当は和歌は、恋焦がれる歌が多いから山本さんへのあたしの気持ちを入れながら書いて、このもやもやとした叶わない恋の気持ちを書いていたのだ。


そして、皮肉にも読者さんには『すごく共感出来ると』評判で。



だから、これを続けている限りあたしは山本さんへの恋は忘れる事が出来ないのだ。


けれど、山本さんは彼女がいる。

背の高い女はいや？

頭のいい女はいや？

クイズができる女はいや？



山本さんの彼女はあたしとは正反対にいる女の子。
クイズプレイヤーではなくてQuizknKockにはいない女の子という表現があってる子。
可愛い感じの性格も相まって素敵な子。



好きな人には幸せになって欲しい。

けど、けど、あの無邪気な笑顔で奏ちゃんなんて呼ばれてしまえば。

オフィスには彼女さんがいないから尚更。


好きが加速するのは止められない。






ねぇ、山本さん。

私悪い子なんです、彼女さんと違って。


だから連載が終わるまでは好きでいます。