一章
夢設定
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私が一通りヒトモシに扱かれて疲れ果てたくらいにヒュウが言い出した。
「オマエらが頼れるトレーナーだとわかっただけで充分!」
「じゃオレ先に行くからな!
メイはもっと強くなっておけッ!」
「ユイッ!
次会ったときにはオマエに勝つからなッ!」
そう言うとヒュウは展望台を早足で駆け下りていってしまった。
「さっきヒュウに負けちゃったんだよね…。
次会ったときに驚かれるくらい強くなってやるだから!」
メイがヒュウに負けたと聞いて少し驚く。
ゲームだとほぼ負ける事がないから。
「3人のポケモン…全員すごくかんばったよね!」
「だけどそのコ達はまだ弱いから戦わせて育ててあげないと」
「シュバ!」
ヒトモシが鳴く。
イマイチなんと言っているのかよく分からない。
任せておけ!とかなのかな…。
でもこの子がそんな事言う気が全くしない…。
「えへへ!
ツタージャ!一緒にがんばろうね!」
メイがツタージャを抱えて回る。
私はメイ達を眺めながらミジュマルを撫でた。
試合が終わった直後よりは表情等は明るいがやっぱり少し元気がない。
『私はポケモンセンターへ行きます。
また会ったら勝負しましょう。』
そう言い残して私は展望台を後にした。
ーーーーー
ポケモンセンターに直行してナースさんの元へ走る。
ヒトモシは割と交戦的な為、バトルと言うと嬉々として戦い疲れたりとかはあまりなかったから心配になってしまう。
「今、回復する。」
ナースさんは淡々と仕事をこなす。
返ってきたミジュマルはとても元気だった。
「多分、バトルで疲れたんだと思う。
この子、バトル何回目?」
『初めてのバトルです。』
「だったら当たり前。
そのヒトモシのときも初めての頃はバトルの度に疲れてなかった?」
初めてのバトルのときはよく覚えている。
熱風が凄くて私があっけに取られているとき
ヒトモシは笑顔で試合を終わらせた。
その後も次の試合をワクワクしながら待っていた。
『いや…この子は初めてのバトルの後も休憩とかなしに勝負したがり私も勝負させました。』
ナースさんは少し驚いたがすぐに表情を戻してまた淡々と話し始めた。
「それはこのヒトモシが戦う事が好きで体力もあるからだと考えた方がいい。
本来ならこのミジュマルのように疲れ果ててしまうのが通常だから。
もし、他のポケモンを迎えるならその辺はちゃんと意識してあげて」
その後もナースさんは色々とタメになる話をしてくれた。
『有難う御座いました。』
最後に私がそういうとナースさんはほんの少しだけだけど笑ってお辞儀をしてくれた。
クールなナースさんだった。
そのまま私はポケモンセンターを去った。
次の目的地、サンギタウンに向かって