一章
夢設定
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私達の勝負が終わるとベルとヒュウが駆け寄ってきた。
「どっちのポケモンもすごく頑張ったね!」
「やっぱ野生のポケモンとは違うな!
ユイ俺とも勝負してくれ!」
『ポケモンの体力がないので…。』
「…それもそうか
…ってオマエもう一体ポケモンいるじゃん」
ヒュウは私の揺れているポケモンボールを指差して言った。
「その中にいる奴も勝負したがってんだし」
「いや…この子だとちょっと……。」
「いいから勝負しろッ!」
駄目だ
圧が強くて負けるわこんなん
『…後から文句は受け付けませんから。』
「オレのたまごから孵化したポカブで勝負だッ!」
ーポケモントレーナーの ヒュウが
勝負を しかけてきた!ー
ヒュウがポカブを繰り出す。
私のポケモンボールはやる気を伝えるかのように揺れている。
正直レベル差(10くらいの差)といい相性といい私に有利すぎる。
でもあっちからも出せって言われてんだ。
文句も受け付けないと言った事だし
「…ヒトモシ!
折角だし暴れよう。」
私はヒトモシを繰り出す。
「ヒトモシ…!?
いいぜ!やってやるッ!」
「ヒトモシ…!
ねっぷう!!!」
ヒトモシはいつものように火を大きくしていって風を纏わせる。
「なんだこれッ!?
あっちぃ!!!」
ヒュウはこの暑さと風の中上手く指示を出せず戸惑う。
そのままポカブに熱風が激突した。
効果はいまひとつ…しかし受け切れる筈がなかった。
ーポケモントレーナーの ヒュウとの
勝負に かった!ー
まあこうなるよね。
「強すぎだろッ!?」
「ユイってこんなに強かったの!?」
「あたしのときもヒトモシ使ってほしかった!」
様々な声が聞こえる中私はヒトモシに怒られる。
最初から使ってほしかったらしい。
『悪かった。悪かったから許してくれ。
だけど初心者相手に出すわけにもいかないだろ!?』
「シュボ!!!」
多分と言うか絶対許してくれてない。
『ごめんって!!』
私がほぼ叫びながら許しを乞いている姿を見て
「仲が良いからこんな感じに言い合いが出来るんだねぇ!」
「二人とも楽しそう!」
「楽しそうか…?」
三人が思う事を言っていた事なんてヒトモシに怒られている私は知るよしもなかった。
ヒトモシよ、頼むから許してくれ。