一章
夢設定
夢設定作品に登場する主人公の名前を変更出来ます。
未加入の場合は管理人が付けた名前で作品が進んでいきます。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
階段を駆け上る音が聞こえる。
後ろを向くとハリーセンのような髪型の男の子がいた。
「おーい
いつまで待たせるんだよ!」
「ヒュウ!そんな待った?」
大分待ってもらってると思うぞ?
少なくとも原作時より長い時間待ってもらっている。
「大分待ったッ!
ってオマエ!」
「そいつ…ツタージャがオマエのパートナー!」
「…よかったな」
「妹もいってたけどポケモンは絶対大切にしろよな!」
「勿論!言われなくたって!」
二人の掛け合いいいな。
ゲームでは絶対見られない光景を見て二人の生を実感する。
「それはそうとオマエと…黒髪のショートの奴が持ってるソレなんだよ?」
黒髪のショートって扱いなんだ…。
名前は言っていない為特徴でいうしかなかったのだろうが…。
ベルがヒュウ達の方へ歩き出すから着いて行く。
「それはポケモン図鑑だよ」
「そして黒髪ショート…私はユイ。」
説明するとヒュウは少し悩む素振りをしてベルに近づく。
「…オレにもポケモン図鑑をください」
「オレは強くなりたい!」
「ポケモン図鑑があればポケモンに詳しくなれる……」
「つまり強くなれるだろッ!」
「あなたは?」
「オレはヒュウ!」
「大事なものを探す為相棒のポケモンとイッシュ地方を旅する!」
ヒュウって妹思いよな。
妹の為強くなってプラズマ団を倒そうとするのすっごくカッコよくて当時好きだったな。
『ベル…。
余りがあるならポケモン図鑑あげてもいいんじゃないですか?』
ベルが少し考えた後…
「うん そうだね!」
「どんな理由か分からないけど旅に出ることはいいことだもの!」
さっき大事なものを探す為と理由っぽいの言ってた気が…。
「さっきユイとメイに渡したけどまだ予備はあるし二年前に比べてポケモンの分布も変わったみたいだから皆で調べたほうがいいもんね」
「…ありがとうございますッ!」
そうしてヒュウも私達と同様の物を貰った。
メイが私の方へきて話しかける。
「ねえユイ。
よければ私と初めてのポケモン勝負してくれない?」
『…ヒュウとやらなくていいんですか?』
何故私に声をかけた。
ヒュウとやってくれ。
頼むから。
「私はユイとやりたいの!」
そこまで言われたら仕方ないか…。
『…わかりました。』
ヒトモシで勝負は大人気なさすぎるので私はミジュマルが入ったボールを手にもつ。
多分後でヒトモシに怒られるな…。
あの子バトルで使わなかったら絶対怒るし。
「じゃあ行くよ!」
ーポケモントレーナーの メイが
勝負を しかけてきた!ー
私達はポケモンを繰り出す。
ミジュマルは少し緊張しているようだった。
『ミジュマル…!
私の指示通りやれば絶対大丈夫だからね。』
私は自分なりにミジュマルを励ましてから勝負に臨む。
「よし!行くよ!ツタージャ!
たいあたり!!!」
早速メイが攻撃を仕掛けてきた。
タイプ相性が悪い中まだ草系の技を持ってなかったのが不幸中の幸いだった。
『ミジュマル!
近づいてきたところを一度躱してたいあたりで迎え打つ!』
ツタージャが近づいてきたときにミジュマルは左にズレて躱す。
躱すといっても少し当たってしまったが致命傷とはならない程度のダメージ。
その後ツタージャの頭付近めがけて思いっきりたいあたりをする。
「うそ!?ツタージャ一旦はn
『ミジュマル!ツタージャが離れる前に思いっきりたいあたりしちゃって!』
私が出せる大声でメイの指示が届かないようにする。
クラクラしているツタージャはミジュマルのたいあたりを避けれずそのまま倒れた。
ーポケモントレーナーの メイ
との 勝負に かった!ー
「負けちゃった…。
でも次は勝つからね!」
メイとの勝負で勝てた。
原作ぶっ壊しレベルで強くなろうと練習してきたのだからこの時点で負けるが起きなくてよかった。
私の目標としてはポケモン図鑑を完璧に埋めてメイやヒュウより強くなることだ。
強欲?
強欲で結構。
メイはやりこみ次第で最強クラスまで上り詰める。
私はそのメイ相手に勝ちたい。
だからこの程度で負けるわけにはいかないんだ。
ミジュマルは緊張が解けたように息を吐いて私の方へ向く。
なんとなく「勝たせてくれてありがとう。」と言われたような気がした。