一章
夢設定
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私…ユイがポケットモンスターの世界へ来て大体1年が経過した。
アデクの寺小屋は子供が増えて毎日忙しい。
私は修行の一環として外でサバイバルをして生活してきた。
サバイバル生活を始めたのもアデクの家にずっと入り浸るのも申し訳ない気持ちがあったから自分から言った事だ。
それに…サバイバルのお陰で私はこの子を逃さずにすんだ。
「本当にごめんねー!!!
ユイのお陰で生きれるよぉ!」
金色の髪に緑の帽子がトレードマーク…お馴染みベルだ。
『かなり危険でしたね。』
ベルは20番道路で持参していた食料が尽きたらしくひもじい思いで此処まできていたらしい。
『お店とかで買えなかったんですか?』
「お金もほぼほぼ使い切っちゃったぁ…。」
駄目だこの子。
帰れるか不安になる事言ってる。
「にしても凄いね!
きのみとかがこんなご飯になるなんて!」
普通の食材使用のときもあるがそれは金銭に余裕があるときぐらいで普段はヒトモシに手伝って貰ってご飯を用意する。
今日はいつもよりもきのみが多く取れた事で喜んでいたら倒れかけの人を見つけ今に至る。
「それにしても色々して貰っちゃったし何かお礼させて!」
『私がしたくてした事なので別にいいですよ。』
「えー…そんなぁ…。
………そうだ!」
「私は明日、ヒオウギシティにいる子にポケモンを渡しに行くの!
三体の中から選んでもらうつもりだからその後欲しいポケモンがいたらあげる!
どう?お礼になる?」
つまり…御三家貰えるんですか!?
これは行かないと…!
『行きます。』
「即答だね!?」
「シュ……。」
ヒトモシが若干不機嫌になってしまった。
新しい子が入っても一番はヒトモシに決まってるというのに。
『ヒトモシ、別に一番が変わるわけじゃないし旅をする上には必要だから。』
「シュボ…。」
「旅にでるの?」
ベルがこちらを覗き込むように身体を傾けて聞いてくる。
くっ…可愛い。
『はい。
この世界について知りたいんです。』
「そういうことならこれは必須だと思うの!」
ベルはそういって鞄をゴソゴソし始めた。
そしてすぐ「あれ?」「これじゃなくて…」とかなんとか言い出した。
大丈夫なのか。
「あった!これ!!!」
ベルが渡してくれたのは黒が基調で赤が入ったポケモン図鑑だった。
『ありがとう。』
これだけでお礼になっているのにポケモンまでくれるとは…ベル太っ腹だな。
「図鑑埋めは大変だけど楽しいの!
私も二年前にやっているんだよね。」
前作の話だな。
懐かしい。
「って!
喋っていたらもうこんな外暗いの!?」
テントを張って中にいた為あまりわかりづらかったが外は深夜も良い所で人は勿論ポケモンもあまりいない。
ポケモンも自分の巣に帰っているのだろう。
「流石に寝ないと明日困っちゃうか。」
『そうですね。
そろそろ寝ましょう。』
ベルに普段使っているブランケットを渡して電気を消す。
私達は就寝についた。