宮城リョータがぽっちゃり女子にゾッコンな話
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宮城リョータ君は私にとって特別な人
かっこよくて少しやんちゃだけどとても部活に対して熱心な人で、みんなからの人気者
地味で太っているし男子からはよくからかわれる私からしてみれば正反対の世界を生きているような人間だ
いつも通り帰りの準備をしていると隣の席のリョータ君が話しかけてくる
「名前ちゃん、はいこれ上げる」
手に持っていたのはチョコレート
「わあ、ありがとう!」
「友達からもらったんだけど
俺甘いもの食べないからあげる」
「うれしい!」
食べること大好きな私は笑顔でお礼を言う
それに好きな人からもらえたら余計…
リョータ君は一瞬顔を下に向けると私の身長に目線を合わしてくる
約15cmくらい私より身長が高いからいきなり距離が縮まる
突然の至近距離についつい後ろに下がってしまい別の人の机にあたってしまった
「おい、デブあたってくんじゃねえよ」
「ご、ごめんなさい」
その席の人に文句を言われた
リョータ君の前なのに私ったら恥ずかしい…
すると、リョータ君が私の目の前に立つ
「おい、てめえ
名前ちゃんに何言った???
謝れ、土下座しろ」
その人にすごい勢いで詰め寄る
「リョータ君!!わ、私がぶつかって!!」
「そうだよ、いきなりぶつかってきてっ…」
「名前がてめえの机にあたったんだぞ!??
この柔らかくて繊細な真っ白い肌に傷が一つでもついてたらどうすんだぁ?!あぁ???」
「リョータ!!ごめん!俺が悪かったから」
宮城君はいったん落ち着いたように私のほうを向き直ると
人目もはばからず、私の腰に腕を回し抱きよせる
「名前ちゃん、ケガとかしてない??」
「う、うん大丈夫
それよりぶつかっちゃって迷惑かけちゃったから申し訳なくて」
「名前ちゃんは優しいね
ほんと大好き、今ここでキスしてもいいかな?」
「だ、だめ!
それに恥ずかしいからその離してほしくて」
笑いながら私の頬を両手で包み込むと、耳元に近づいてくる
「冗談だよ、じゃああとでさせてね」
周りには見えないよう軽く耳にキスをする
自分でもわかるくらいに体温が一気に上がった
「くそう、、かわいい!!
部活にも行きたいけど、名前ちゃんと一緒にもいたい」
目立つくらいの大きな声で言うため余計恥ずかしくなった
「リョータ!!もう部活いくよ!!」
「あ、アヤちゃん!今行くわ」
わりっ、名前ちゃんまた後で連絡するね」
彩子さん相変わらずすごい美人だよなあ
そう思いながらのんきにみていると、彩子さんと目が合い少し険しい顔をされた
「なあ、リョータってさあのマネージャーのこと好きなんだろ」
「ああ、確かにそんな噂立ってるし、あそこにいるデブよりは全然お似合いだろ
両想いみたいな噂とかも出てるし
マネージャーとリョータがこの前二人で帰ってるところも見たし」
「どうせこっちのデブは遊びだって
罰ゲームにでもなったんだろ」
「お前そんな大きな声で言うな聞こえるって」
二人の男子はくすくすと笑っていたが、私の真後ろで話していたため会話が丸聞こえだった
そんなこと私だって感じてるし、女子からもよく陰口とかも言われる…
でもリョータ君が好きだから自分からは離れたくないと思ってしまうんだ…
ずるいかな…
付き合ってから半年くらいになる私たち
そろそろ私から離れてあげることとか考えたほうがいいのかな…
自分に自信がなくてすぐこんなことを考えてしまう
そして勝手に一人落ち込む
「名前、さっきのすごかったね」
冷やかすように話しかけてきたのは唯一の友達ののんちゃん
これまた私とか違って美人な友達
「宮城の愛が暴走してた」
「リョータ君ってさあ、私のこと本当に好きなのかなあ」
「は???あんたあれ以上の愛を求めてんの??
意外と貪欲」
「ち、ちがくて
リョータ君が私を傷つけないように無理してるんじゃないかなと思って…」
「何馬鹿言ってんの
他の人から見てもあんたが一番愛されてるから安心しな」
ぽんぽんと頭を撫でられるけどなんか安心はできなかった
リョータ君が部活が終わる時間が遅いから私は先に家に帰る
そのあとにリョータ君から電話がきてしばらく話すのが日課だ
夜になりいつも電話がくる時間になったけどなかなか来ない
まだ大会も近くないのに夜遅くまで練習なのかな…
数分後
ベッドに置いてあった携帯がようやくなった
急いで電話に出る
「もしもし、リョータ「ちょ、あやちゃんマジで返して!」」
「話しちゃ嫌!
私のなのに!!今日こそ言うんだから!」
「また今度時間作るから!!」
私は慌てて電話を切り、バクバク鼓動動く胸を両手で抑える
こ、こんな時間まで彩子さんと二人でいたってことかな
それに今度話すって何を…?
別れ話…??
二人の関係が出来上がってて私と別れ話をするための時間を作るとか...
そう思うと勝手に涙が流れてくる
ぐるぐると頭の中で考えているうちにいつの間にか眠ってしまった
その間に何件も連絡が来てたと知らずに
朝、目を覚ますと昨夜久々に泣いたせいか少し頭が痛い
「そういえば…」
昨日の連絡ってあれからどうなったのかと思い携帯を開くと驚いた
着信 15件
メール 15件
メールの内容を見てみると
“名前、さっきの電話出てくれたよね?
別の人が出てきて驚いちゃったよね、ごめんね”
“寝ちゃったかな?”
“さっきの電話出た人はマネージャーなんだけど
帰りが一人だっていうから旦那の命令で送ることになった…
早く言わなくてごめん…”
心配してくれる様子を感じてなんだか少しうれしく感じてしまった
学校に行く時間になると、突然携帯が鳴りだす
アラームを消し忘れたのかと思い、見てみるとリョータ君からの電話だった
これって出るべきかな…
でも、あれほど心配かけたんだから出ないとだよね
恐る恐る電話を手に取り通話ボタンを押す
「もしもし…?」
「あ!!名前ちゃん!!
電話出てくれてよかった、昨日は本当にごめん
もう少しで学校行く時間だよね?
良かったら一緒に学校行かね?」
「う、うん
一緒に行こう」
リョータ君が家の近くに来ていたらしく家の前で待ち合わせすることに
そろそろ出ようと、扉を開けるとそこにはリョータ君がいた
嬉しい反面どんな顔をすればいいかわからない
「名前ちゃん、おはよ
一緒に学校行こう」
まぶしい笑顔を向けられ、私の手からカバンをとると
もう片方の手で私の手を握る
「名前ちゃん、昨日は大丈夫だった?」
「あ、ごめんね
昨日はいつの間に寝ちゃったみたいで」
「ううん、体調悪いとかじゃないなら良かった」
リョータ君の頭をぽんぽんと撫でた
「…」
「あのさ、昨日の電話なんだけどアヤちゃんのこと気にしてる…??」
その質問に体がびくっと反応してしまう
なんてわかりやすいんだろう
「やっぱり気にしてるよね…?」
でも、俺とあやちゃんって本当に何もないから
昨日も旦那に言われて仕方なく送ったけど」
「うん、、でもね正直な気持ち話しちゃうと
彩子さんとリョータ君のほうがお似合いなんじゃないかってたまに不安になる」
「俺と彩子さんが何???」
リョータ君は一瞬怖い顔になる
私は慌てて顔をそらし下をうつむく
「だからその…
彩子さんとリョータ君がお似合いだって…」
「フーン、そうなんだあ
名前ちゃんちょっと今日はこっちから学校行こうかあ」
リョータ君に無理やり手を引かれ、いつもとは別の方向に連れていかれる
「リョータ君そっちは学校じゃ…」
「そうだねえ、学校じゃあないよねえ」
連れいかれた先はリョータ君の家の前
「リョータ君学校は?
忘れ物でもしたの?」
「うん、そうかもね
こっちおいで」
リョータ君に手を引かれ家の中に入り、玄関がしまった瞬間
突然抱きしめられる
「へ?り、リョータ君?!」」
「名前ちゃん、俺の愛情表現足りてなかった?
心配にさせるくらいだった?」
真っすぐを目を見て伝えられる
「ち、ちがくてこんなに釣り合わないのに一緒にいていいのかなって
だってリョータ君ってすごくかっこよくて優しくて、すぐ熱くなるけどとても心が温かい人で」
リョータ君の良いところを上げだすと止まらなくなりそう
さらに続きを話そうとしたら、口元をリョータ君の手でふさがれる
「それ以上言われたら照れるんですけど…」
少し顔が赤くなっていて胸がきゅんとなる
「名前ちゃんは俺と別れたい?
あやちゃんとくっついてほしい??」
「いやだ…」
別れるなんてことを考えるとまた涙が出てくる
「ん?」
リョータ君の私の口元に耳を近づける
「嫌だ、リョータ君のことこんなに好きなの
んっ」
話している途中でリョータ君にキスをされる
何度も何度も唇が触れ合うキスをされて、それだけで体がすごく熱くなる
そしてリョータ君は突然しゃがみ込むと私の膝の裏に腕を回した
「へ?え!“!だめ!!リョータ君」
リョータ君はそのまま私をお姫様抱っこした
まさかできると思わなかったし、正直リョータ君の体重は私より軽いはずで…
「重いから腰とか痛めちゃうよ!
早くおろして、怪我でもしたら...」
「ん~、重い重い」
「じゃあ、早くおろして!」
「でも、俺名前ちゃんをこういう風に抱っこできないなんて考えたくないからさ
それにこの体触り心地良すぎてずっとでもしてたいよ?」
リョータ君はもう一度私にキスすると部屋の中をすすんでいく
そのまま自分の部屋に入るとゆっくりベッドにおろす
「リョータ君、体大丈夫??」
「何が?」
「どこか痛めたりしてないかなって」
「そんなやわな男じゃ名前ちゃん守れないよ」
そういいながら私をベッドに押し倒す
「名前ちゃん、これから何しようとしてるかわかる??」
ゆっくり頬を撫で、色っぽい目つきになる
思わずかっこよすぎて目をそらしてしまう
「こっちむいて」
「んん…」
さっきと同じような優しいキス
「はあ、本当可愛い
俺の天使」
「んん!」
うっとりした顔つきで言うと、今度は唇をなぞって舌を入れられる
いまだにキスに慣れていない私はどんどん頭が沸騰していくような感覚
歯列をなぞり、舌を絡み合わせるキスに簡単に息が上がる
何度も何度もそのキスをするためどちらの唾液わからない糸がつーち口の端に伝った
リョータ君は唾液さえ逃さないというように私の口端から垂れて唾液をなめる
そして、そのまま私の体の上に跨る
「名前ちゃんは俺の愛が足りなくて不安になったんだよね?」
「へ??」
「これから名前ちゃんに対する愛を思いっきり受け止めてもらうから」
厭らしい笑みを浮かべた、リョータ君
かっこよくてまた目をそらしてしまう
「はーい、名前ちゃんこっち向いて
ここから絶対俺から目離さないでね」
学校なんて忘れてそれから何時間も濃厚な時間を過ごした
次の日の朝
結局リョータ君の家に泊まらしてもらうことになったのはいいけど
リョータ君は部活だけ行って、帰ってきた後にまた二人で体を重ねてしまったため
寝不足プラス腰の痛みがひどい
「名前ちゃん、ごめんね
俺名前ちゃんと一緒にいるともう耐えられなくなるの
性欲爆発しちゃうの」
リョータ君は私を抱き寄せると、チュッと私の唇にキスをする
「もし体きつかったら俺が一日看病してあげる」
そういってお尻を触ってきたから、丁重にお断りした
二人でまた手をつなぎながら学校までの道を歩いていると
「あ、リョータ!!」
自転車に乗って私たちの横に止まったのは彩子さん
「アヤちゃん、おはよ」
おもわず、手を放しそうになるけどリョータ君がぎゅっと握ってはなさない
「朝から手なんてつないじゃって」
「いいでしょ、俺らラブラブだからさ
だから朝の二人きりの時間邪魔しないで」
え?
彩子さんにそんなこと言っていいの?
そんな顔でリョータ君に視線を送る
「え、何その顔可愛い…」
リョータ君はつないでないほうの手を私の頬に添える
やっぱりかっこいいなんて感じる私はすでにぞっこんなのかも知れない
「ねえ!二人だけの世界に入らないで」
「だからさ、邪魔しないでアヤちゃん」
彩子さんも私たちがくっついてるところなんて見たくないのかも…
そんな不安な気持ちに駆られてると
「ねえ、アヤちゃん、うちの名前ちゃんがさ俺とアヤちゃんが一緒に帰ってたらお似合いとか言って昨日いじけちゃったから責任取ってくれない?」
「そのこと話しちゃ嫌っ」
思わずリョータ君の袖をくいっと引っ張ってしまう
リョータ君は一瞬驚いた顔をした
「どうしたの、名前ちゃん
めちゃくちゃ可愛い」
「ひゃっ」
腰に腕を回し引き寄せるとおでこにキスをされた
「は?私とリョータがお似合い?!
やめてよ!!私は微塵も興味ないっつうの!!
それに私が興味あるのは。」
そういって近づいてくる彩子さん
突然私の前に立つと
「名前ちゃん、ほっんとうに好き」
私の顎に手を添えるとそのまま頬にキスをされた
「へ??!え??」
処理が追い付かない
リョータ君は慌てて私たちの間に入り込む
「マジで手は出さないで」
「こんなに焦がれてたのに手出さないなんて無理
気持ちが抑えられなかった」
あまりの衝撃に処理が追い付かない
「名前ちゃん、大丈夫?」
リョータ君は私の頬を裾でぬぐう
「あ!ひどい!!
せっかく私の跡付けたのに」
「ふざけんな
名前ちゃんには俺の跡しかつけちゃいけないの」
「ど、どういうこと?」
「ごめんね、名前ちゃん置いてけぼりにしちゃった」
話を聞いてみると信じられないが、学校でリョータ君と一緒にご飯を食べてる時の表情や仕草を見ているうちに私に夢中になってしまったらしい
私とリョータ君が付き合ったことでそれつながりで仲良くなろうとしたけど
それも叶わず
そして、この前リョータ君に送ってもらう際にようやく話せると思い、電話をかけさせた
そして、携帯をうばったところそのあとすぐ電話も切れてしまい女の子に対して、中々怒らないリョータ君も怒ってしまったとのこと
それでも懲りずに私のファンをしているらしい
「それにしても私のファンって…」
「もうすぐ名前ちゃんに惚れちゃったの
この真っ白い肌にすべてを包みこんでくれるような優しいオーラがあふれてる
そしてその捨てられた子犬のような可愛らしい顔立ち
もう最高じゃない?お願いだから友達になろう??」
「その、私は…」
リョータ君に助けを送るように目線を送ると顎に手を当てながらうんうんとうなづく
「お願い」
こんなに美人におねだりされたらどうしようもない
「はい、ぜひお友達なってほしいです」
恥ずかしくて少し下を俯きつきながら言って彩子さんから差し出された手を握ると
「キャーーー可愛い!!」
そのまま正面から抱きつかれる
「これで私たちはお友達
じゃあ今度はその柔らかそうな唇に触ってみてもいい?」
「へ?え?りょ、リョータ君」
リョータ君は私たちを強引に引きはがすと、私を自分の腕の中に閉じ込める
「友達になるのは許すけど接近禁止命令出すから
あと名前ちゃんには半径一メートル近寄らないで」
「なんで!そんなの友達って言わない」
「逆になんでそんな密着するのが友達なの
絶対許さない」
二人がけんかしていると様子を眺めながら、少し安心を覚えた私なのでした。
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