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infection=speed



「こっちやで〜」

黒井慎一という家庭教師?と十愛という女性に連れられマンションの真ん中辺りに来た私は先ほど言われた《霊体対策本部局》という謎だらけの組織の中枢に入った。

「お、新入りか。」

「慎一、おかえり。」

そこには私とそれほど年の変わらない男の子と女の子、そしてもう1人家庭教師と同じ頃合の男性がいた。

「白縫(しらぬい)例の女の子連れて来たぞ。」

「霊体のコントロールが不完全って聞いてたけど確かにこの子の霊体が探してた物だ。」

「のあの霊体コントロールが不完全なおかげでこっちは楽に接触出来たけどね。」

私がおろおろしていると

「僕は白縫 初雪(しらぬい はつゆき)、此処に居る黒井とここを守ってる。よろしくね。」

「超能力を引き取るって聞いたんですけど、どういう意味ですか?後、両親は無事なんですか…?」

「黒井、説明僕にさせるの?何にも聞いてないなら僕ら、のあさんからしたら危険人物だろ?」

「とりあえず霊体対策本部局とは話したからいいだろ?」

「はぁ…、渡瀬さん君の持っているのは一般人からしたら超能力、だけど同じ力を持っている僕達から言わせると《霊力》なんだ。話すと長いけどね。とりあえず自己紹介からして行くね?同年代から」

白縫という人から話しが振られた男の子と女の子が挨拶をする。

「鳴雲 虎吉(なるくも とらよし)、よろしくな、俺の霊体は雷だ。」

「山吹 嵐(やまぶき あらし)、私の霊体は風。よろしく。」

ふたりに挨拶される。

「その様子じゃ、この子自分の霊体が何か分かってないんじゃない?慎一。」

話しが振られた家庭教師は

「家庭教師を雇ってる時点で外出した事もないみたいだったし、家族以外と人間関係築けてないみたいだったからな。」

「じゃあ〜、うちから簡単に説明するな?超能力を引き取るってのはうちらと《悪霊払い》とか《神様とかの護衛》って言う一般人にはちょっと理解出来ない仕事をするって事なんやで?後は普通に一般人と同じ生活送るだけや!後、両親はうちの霊力で寝てもろただけやで安心し?」

「じゃあ、私が無意識に使ってた超能力は《霊力》って事ですか?」

「まぁ、そんな感じ。一般人の護衛も稀にするからコントロール出来るようにならなきゃだけど。」

山吹が付け足して話す。

「ただ、貴方の《霊力》私達でも判別が出来ないわ、色々混ざってて…。」

「まぁ、一緒に働いてれば分かるだろ?気にするなよな!新入り!」








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