Short.
名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
連勤明けの休日は、やりたいことが山ほどある。あるのだけれど…… 。
「だめだ…… やる気が起きない…… 」
現在、12 時を回ったところ。お昼真っ只中の時間。昨日立ててた予定では、今日は1 日晴天だというから、6 時に起きて溜まってる洗濯物を回して、部屋も掃除できてないからコロコロや掃除機かけたりして、それらを午後までには全て終わらせてお昼は外で食べて、そのまま買い物に出かけよう、と決めていたのに。
起きたら9 時で、ああ、早くも計画が崩れたなと思ったら、今度は体が動かない。
かれこれ3 時間ほどベッドの上でゴロゴロしている。
「むり…… なんにもやる気が起きない…… 」
具合が悪いわけではない。ただ本当に気力が湧かない。やりたいことはあるが、それすら今度の休日でいいか、と後回しにしてしまいたかった。そもそも起きてから3 時間経つがお腹が空かない。動いていないのだから当たり前と言われればそれまでだが、小腹すら空いていないし、なんだったらご飯を食べるのすら面倒くさい。
「何もしたくない…… ぐ〇たまになりたい…… 」
人気キャラクターの某たまごを思い浮かべながら、ベッドに沈む。
「…… いつまで寝てんすか」
ガチャリ、と軽めのノックの後に開かれた寝室のドア。顔を覗かせたのは私の愛しい恋人。
「…… ジュンくん?」
丸まった布団の中から頭だけ出して目線を送ると、彼は呆れたようにため息をついた。…… なに、何か文句でもあるの。
「今日は出かけるから、って言ってませんでした?」
「出かけるの面倒」
「はあ?」
今度こそ彼が心底呆れたという声を出した。仕方ないじゃん、やる気が起きないの。
「今日の私はやる気が起きないの。ぐで〇まになるの」
「ぐ〇たま?」
「私が好きなキャラクター。ぬいぐるみ、置いてあるでしょ?ソファーに」
教えたのに。私がどんなにぐで〇まが好きか、ジュンくんに教えたのに。ああ、もう話すのも面倒になってきた。…… そうだ。
「ねえ、ジュンくん」
「どうしました?」
「いっしょに、ゴロゴロしよ」
おいでおいで、と彼を誘うように布団から右手だけを出して手招きする。彼は少し私より体温が高いから、きっといい抱き枕になるぞ、と邪な気持ちを持ちながら。
「……仕方ないっすね」
ぶっきらぼうに呟いて、「そっちもっと詰めてください」と言われて、端に寄る。布団を一瞬剥がされ、その瞬間に彼がこちらに体を滑らせる。近くなったジュンくんに身を少し寄せると、ふわりと彼の香りが匂い立った。
「これで満足っすか?」
「………… うん、満足」
私と向き合うように体を横向きにしているジュンくんの顔は、先程の呆れた様子など少しも見えない。おそらく、今日の私は本当にやる気が起きていないことを察しているのだろう。だから、いまここに来てくれている。
「大満足だよ、ジュンくん」
大好きな人の匂いと暖かな体温、ふわふわな布団。天気は昨日の予報通り、最高に良くて窓から差し込む光が陽気を運んでいる。
ああ、だめだ。
「…… 眠いなら寝ていっすよ」
今日くらいは、思う存分ごろごろ、しましょ。
そんな彼の声に甘えるように、午前9:30 、私は再び瞼を閉じた。
「だめだ…… やる気が起きない…… 」
現在、12 時を回ったところ。お昼真っ只中の時間。昨日立ててた予定では、今日は1 日晴天だというから、6 時に起きて溜まってる洗濯物を回して、部屋も掃除できてないからコロコロや掃除機かけたりして、それらを午後までには全て終わらせてお昼は外で食べて、そのまま買い物に出かけよう、と決めていたのに。
起きたら9 時で、ああ、早くも計画が崩れたなと思ったら、今度は体が動かない。
かれこれ3 時間ほどベッドの上でゴロゴロしている。
「むり…… なんにもやる気が起きない…… 」
具合が悪いわけではない。ただ本当に気力が湧かない。やりたいことはあるが、それすら今度の休日でいいか、と後回しにしてしまいたかった。そもそも起きてから3 時間経つがお腹が空かない。動いていないのだから当たり前と言われればそれまでだが、小腹すら空いていないし、なんだったらご飯を食べるのすら面倒くさい。
「何もしたくない…… ぐ〇たまになりたい…… 」
人気キャラクターの某たまごを思い浮かべながら、ベッドに沈む。
「…… いつまで寝てんすか」
ガチャリ、と軽めのノックの後に開かれた寝室のドア。顔を覗かせたのは私の愛しい恋人。
「…… ジュンくん?」
丸まった布団の中から頭だけ出して目線を送ると、彼は呆れたようにため息をついた。…… なに、何か文句でもあるの。
「今日は出かけるから、って言ってませんでした?」
「出かけるの面倒」
「はあ?」
今度こそ彼が心底呆れたという声を出した。仕方ないじゃん、やる気が起きないの。
「今日の私はやる気が起きないの。ぐで〇まになるの」
「ぐ〇たま?」
「私が好きなキャラクター。ぬいぐるみ、置いてあるでしょ?ソファーに」
教えたのに。私がどんなにぐで〇まが好きか、ジュンくんに教えたのに。ああ、もう話すのも面倒になってきた。…… そうだ。
「ねえ、ジュンくん」
「どうしました?」
「いっしょに、ゴロゴロしよ」
おいでおいで、と彼を誘うように布団から右手だけを出して手招きする。彼は少し私より体温が高いから、きっといい抱き枕になるぞ、と邪な気持ちを持ちながら。
「……仕方ないっすね」
ぶっきらぼうに呟いて、「そっちもっと詰めてください」と言われて、端に寄る。布団を一瞬剥がされ、その瞬間に彼がこちらに体を滑らせる。近くなったジュンくんに身を少し寄せると、ふわりと彼の香りが匂い立った。
「これで満足っすか?」
「………… うん、満足」
私と向き合うように体を横向きにしているジュンくんの顔は、先程の呆れた様子など少しも見えない。おそらく、今日の私は本当にやる気が起きていないことを察しているのだろう。だから、いまここに来てくれている。
「大満足だよ、ジュンくん」
大好きな人の匂いと暖かな体温、ふわふわな布団。天気は昨日の予報通り、最高に良くて窓から差し込む光が陽気を運んでいる。
ああ、だめだ。
「…… 眠いなら寝ていっすよ」
今日くらいは、思う存分ごろごろ、しましょ。
そんな彼の声に甘えるように、午前9:30 、私は再び瞼を閉じた。