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昔々のお話

9歳、まだ学生寮に入れない年齢だったため自宅から通っていた[#dn=2#]。いつも愛鳥、海燕の菊に乗って登校していた。
近所には仲の良い魔法使いの子がいた。その子の両親はマグルで魔法使いに偏見を持ち虐待をしていた。学校にも通わせてもらえず、[#dn=2#]はこっそり魔法を教えていた。
ついにその子がオブスキュラスとなってしまい両親を殺してしまう。このままではこの子も魔法省に消されてしまうと思った[#dn=2#]は、その子を小瓶に封印。駆けつけた闇払いに一家虐殺の容疑で連行され、魔法処を退学させられる。[#dn=2#]が隠した事を見抜いたダンブルドアがホグワーツへの転校を提案。[#dn=2#]は単身ホグワーツへ。衣が白くなったのは学校外での魔法使用によってなので本来の罪は軽く、[#dn=2#]のローブは薄桜色の端に白染のようになった。

拘置所の部屋の隅で膝を抱えていた[#dn=2#]

「君が、[#dn=2#]かね」
「おじさんはどなたですか」
「わしはイギリスの魔法学校、ホグワーツから来たアルバス・ダンブルドアじゃ。君と話がしたくてのう」
「…私は犯罪者なんですよ……」
「分かっておる。じゃが、本当に君がやったのかね?」
「…どういう意味ですか…」
「隠していることはないかね?わしだけにこっそり教えてくれんかのう。誰にも言わんと約束しよう」
探るような[#dn=2#]の目線。
「[#dn=2#]、その小瓶の中身はなんじゃね」
「……」
「オブスキュラスじゃな」
[#dn=2#]は目を見開く。小瓶を隠すように両手で包みこむ。にらみつける。
「だめ。これは渡さない」
「分かっておる。君がちゃんと管理できるなら、奪ったりはせんよ」
「…え……なんで…」
「友達なんじゃろう。君は悪用したりしない、そうじゃろ?」
「…あの子が両親から虐待を受けていたのは知ってた。魔法処どころか普通の学校にも行かせてもらってなかった…私はあの子を助けられなかった。2度も見捨てない。今度は必ず守る」
「そのいきじゃよ。君はとても強い。その力は多くのものを守ることが出来るだろう。そうなれば、万が一の場合に備えて、君はもっと魔法を学ばねばならんの」
「……衣の白は戻らない。退学にされたのに勉強する場所なんて…」
「そこでじゃ、ホグワーツに来る気はないかね?」
「ホグワーツ…」
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