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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

[#dn=2#]

授業が終わった途端、[#dn=2#]が飛び込んできた。
「リーマス君!!」
「[#dn=2#]じゃないか!」
[#dn=2#]はルーピンに抱きつく。ルーピンも[#dn=2#]を受け止める。
「ホグワーツに来るならどうしていってくれなかったの?久しぶりだね。しばらく連絡くれなかったのはそういう事?」
「あぁ、ごめんね。[#dn=2#]には言わない方がサプライズ感があって喜ぶだろうからってダンブルドアに言われてね」
「もう。あぁでも久しぶりだなぁ。リーマス君の匂い…」
「[#dn=2#]、少し大人っぽくなったか?」
「え?そうかなぁ?」

真似妖怪ボガート
「さぁ、次だ!」
ハリーの番。はっ、と[#dn=2#]はハリーを見た。もしかしたら、まずいのでは、と。
ボガートがくるくると姿を変え始める。姿を定める前に[#dn=2#]がハリーの前に立ちはだかった。
「待って!」
ボガートは姿を定めた。それはまるで[#dn=2#]自身のような人間。[#dn=2#]よりも頼りなさげで暗い雰囲気を纏っていた。ソレは、ぱくぱくと口を動かす。“間違いだったの”そう読み取れた。
[#dn=2#]の表情が固まる。杖を出さないまま、ソレの襟ぐりを掴む。
「間違ってなんかいない」
[#dn=2#]がそう呟くと、[#dn=2#]の形をした物は少し微笑んで、一筋の涙をこぼした。[#dn=2#]は複雑に顔を歪める。
“苦しいね”
[#dn=2#]はさらに顔を歪める。
「[#dn=2#]!」
ルーピンの声に[#dn=2#]は我に帰る。
「リディックラス!!」
ルーピンがキャビネットを開けると、[#dn=2#]がボガートを押し込んだ。
「残念だけど今日はここまで!すまないね。各自、次の授業の準備をしてきてくれ」
教室から生徒が出ていった後。
「[#dn=2#]」
「ごめんなさい。わかってる。急に飛び出したのは悪かった。」
「いや、ハリーのは僕も止めた方がいいかもしれないと思ったんだ。」
「でもハリーはヴォルデモートではなくディメンターを思い浮かべていたようだった。あれならハリーはちゃんと戦えたのに邪魔しちゃった」
「ハリーのこともそうだが、[#dn=2#]もアレは辛かったろう?僕はそれも止めたかったんだよ」
「うん。ごめん。ありがとう。」
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