[#dn=2#]

マルフォイが挑発してバックビークが怒る。怪我をしたマルフォイ。医務室で[#dn=2#]が治療にあたった。
「傷は少し深いけど、骨は折れてないみたいだね。神経や筋肉も大丈夫そうだ。これならすぐ治るよ」
[#dn=2#]は怪我の部分を治癒していく。
「それにしても、何したのこれ」
「あの森番の授業で……野蛮な獣にやられたんです！」
「獣？あぁ、今日は生徒達をヒッポグリフに乗せてやるんだって張り切ってたかも。ということは、マルフォイ君バックビークを怒らせたの？」
「勝手に襲ってきたんですよ」
「んーまぁ確かに動物っていうのは急に襲うように見えるかもしれないけど、動物側にも理由はあるんだよ。子供を守ろうとしていたとかね。ハグリッドが説明し忘れるとは思わないけど、ヒッポグリフは自尊心が高い。礼儀を忘れたり、侮辱なんてしたらとても怒る。でもそれは人間でも同じでしょう？」
「どうですかね」
[#dn=2#]は少し苦笑いをした。
「はい。治療終わり。包帯はこまめに変えてね」

バックビークが処刑
「そんな！」
「……やっぱりかぁ……マルフォイ君ならやりかねないと思ったから釘は刺しといたんだけどね……」

処刑前に会いにいく。
「バックビーク……」
「バックビーク、大丈夫ですよ。あなたは気高いヒッポグリフ。必ず助けが来ます。」
「助けって……」
「さぁ！早く戻らないと処刑の人が来てしまう！！」