おまけ話
サボと悠
「お兄さん」
「なぁ、そのお兄さんってのはやめてくれ。なんか他人行儀じゃないか。悠だって終の姉妹なんだから、俺たちの妹も同然だ」
「そ、そうですか。では、えっと、お兄様…?」
「あー……悪い、様はやめてくれ。いい思い出がない」
「それはすみませんでした。でしたら……えっと……兄上?」
「もっと軽くていいんだぞ。兄ちゃんとか」
「そ、そんな軽く」
「いいんだ。兄弟なんだから」
「えっと…では……兄さん、でどうでしょうか」
「うん、兄さんか。いいな。そう呼んでくれるか」
「はい、努力します」
、、
悠が革命軍のアジトを訪ねるが、サボと話したいと言っても信じてもらえず捕まってしまう。
「ですから、私はサボさんに…」
「信じられるか!どこかのスパイじゃないのか?」
「サボさんに連絡して下さい。すぐ分かりますから」
「俺たちは信用していないからな」
サボに電話
『どうした』
「アジト周辺をうろついていた怪しい奴を捕らえたのですが、スパイではないかと思い問いただしても総長に話せばわかるとしか言わず……」
悠は少し面倒になって、電話の向こうに届く声で言った。
「兄さん!私です!」
『悠!すぐ行く待ってろ』
ガチャリと一方的に切られた電話。サーっと血の気が引く男達。
「やばいぞ総長が来る。しかも極度のブラコンだからあの様子だとかなり怒ってた。俺らボコられる!」
再び電話。
『ごめんね、サボくんは私が抑えておくから、悠ちゃんをこっちに連れてきて。お願いね』
「了解です」
本部に連れていかれた。サボに抱きしめられる。
「悠〜!ごめんな兄ちゃんがすぐ行けなくて。あいつらにはキツく言っとくからな」
「いえ、大丈夫ですよ。怪しい行動をしていた私が悪いのです」
「だが、悠のこと分からないなんて新聞も読んでない証拠だ。次来るときは兄ちゃんに真っ先に知らせてくれよ」
「しかし、サボさん」
にこにこ笑うだけ。
「あの、ですから」
微笑むままプイッとそっぽを向く。
「あ…に、兄さん」
嬉しそうにうなづく。
「兄さん、私情で部下の方を困らせてはいけませんよ。上に立つ者として公私混同はよろしくありません。」
「す、すまん」
「まぁ私も兄さんの立場を利用したので人のことは言えませんね。そういえばお爺様もそういう所ありますよね。人間味がある方が慕われやすくもあるので一概には言えませんけども」
「ゆ、悠ちゃん!こっちでお茶にしましょ」
「コアラさん、ありがとうございます」
悠達が離れてから。
「悠は終より少し厳しいッチャブルね。真面目だわ」
「うん。それもいい。終なら絶対言わないから、2人とも違うタイプで、叱ってくれる妹っていうのも可愛いなぁ。」
「重症っチャブルね…」
、敵が現れた。
「総長!西海岸に十数の敵が!」
「チッ、今手が離せない!行けるやつは?!」
「それが、あちこち手一杯なようで…」
「くそ…」
悠がテントから出る。
「あ、おい悠!どこへ…」
「片付けてきます。ただの御客様で居るのも申し訳ないので。こちらはご心配なく」
フードをかぶり、さっと行ってしまう。急いで仕事を一段落させて部下に見に行かせる。部下がついた時には敵は全員倒れていて、1人だけ服に刀を突き立てて拘束していた。
「悠さん!!」
「おや、こちらは気になさらずと言いましたのに」
「すごい…一人でこんな…」
「流石総長の妹さんだ」
、、、
はと麦とサボ
「わーい!サボ〜!」
終が抱えられてぐーるぐる。悠が新聞を手にやってくる。
「兄さん、この記事…」
周り「「「兄さん?!?!」」」
「おう、どうした」
「これこれこういう、あれそれ」
「あぁ、それは…」
「ま、待った!!悠!いつからサボの事兄さんって呼んでるの?!」
「え?あっ!」うっかりしてた
「俺が頼んだんだよ。悠も妹みたいなものなんだから、いつまでも他人行儀なのはやめてくれって。」
「そ、そうなんだ……うー…じゃあ私もお兄ちゃんって呼ぶ!」
「いいぞ〜!もっと呼んでくれ!」
「お兄ちゃん!」
「うんうん。兄ちゃんだぞ〜!ほら、悠も」
「えっ、あ、えっと……に、兄さん」
「よしよしいい子だ」
両手に悠終なでなで。ローが悠を引き離す。
「甘やかし過ぎは良くないんじゃねぇか。兄さん」
ちょっと空気が固まる。
「お前の方が年上だろ…それに、俺はそう呼ばれるのは許してないぞ」(悠の彼氏だと認めてない)
「後から来た奴が何を言っても負け惜しみにしか聞こえねぇな。兄さん」
「やめろ兄さんって呼ぶな」
悠はあわわと慌てている。
「お兄さん」
「なぁ、そのお兄さんってのはやめてくれ。なんか他人行儀じゃないか。悠だって終の姉妹なんだから、俺たちの妹も同然だ」
「そ、そうですか。では、えっと、お兄様…?」
「あー……悪い、様はやめてくれ。いい思い出がない」
「それはすみませんでした。でしたら……えっと……兄上?」
「もっと軽くていいんだぞ。兄ちゃんとか」
「そ、そんな軽く」
「いいんだ。兄弟なんだから」
「えっと…では……兄さん、でどうでしょうか」
「うん、兄さんか。いいな。そう呼んでくれるか」
「はい、努力します」
、、
悠が革命軍のアジトを訪ねるが、サボと話したいと言っても信じてもらえず捕まってしまう。
「ですから、私はサボさんに…」
「信じられるか!どこかのスパイじゃないのか?」
「サボさんに連絡して下さい。すぐ分かりますから」
「俺たちは信用していないからな」
サボに電話
『どうした』
「アジト周辺をうろついていた怪しい奴を捕らえたのですが、スパイではないかと思い問いただしても総長に話せばわかるとしか言わず……」
悠は少し面倒になって、電話の向こうに届く声で言った。
「兄さん!私です!」
『悠!すぐ行く待ってろ』
ガチャリと一方的に切られた電話。サーっと血の気が引く男達。
「やばいぞ総長が来る。しかも極度のブラコンだからあの様子だとかなり怒ってた。俺らボコられる!」
再び電話。
『ごめんね、サボくんは私が抑えておくから、悠ちゃんをこっちに連れてきて。お願いね』
「了解です」
本部に連れていかれた。サボに抱きしめられる。
「悠〜!ごめんな兄ちゃんがすぐ行けなくて。あいつらにはキツく言っとくからな」
「いえ、大丈夫ですよ。怪しい行動をしていた私が悪いのです」
「だが、悠のこと分からないなんて新聞も読んでない証拠だ。次来るときは兄ちゃんに真っ先に知らせてくれよ」
「しかし、サボさん」
にこにこ笑うだけ。
「あの、ですから」
微笑むままプイッとそっぽを向く。
「あ…に、兄さん」
嬉しそうにうなづく。
「兄さん、私情で部下の方を困らせてはいけませんよ。上に立つ者として公私混同はよろしくありません。」
「す、すまん」
「まぁ私も兄さんの立場を利用したので人のことは言えませんね。そういえばお爺様もそういう所ありますよね。人間味がある方が慕われやすくもあるので一概には言えませんけども」
「ゆ、悠ちゃん!こっちでお茶にしましょ」
「コアラさん、ありがとうございます」
悠達が離れてから。
「悠は終より少し厳しいッチャブルね。真面目だわ」
「うん。それもいい。終なら絶対言わないから、2人とも違うタイプで、叱ってくれる妹っていうのも可愛いなぁ。」
「重症っチャブルね…」
、敵が現れた。
「総長!西海岸に十数の敵が!」
「チッ、今手が離せない!行けるやつは?!」
「それが、あちこち手一杯なようで…」
「くそ…」
悠がテントから出る。
「あ、おい悠!どこへ…」
「片付けてきます。ただの御客様で居るのも申し訳ないので。こちらはご心配なく」
フードをかぶり、さっと行ってしまう。急いで仕事を一段落させて部下に見に行かせる。部下がついた時には敵は全員倒れていて、1人だけ服に刀を突き立てて拘束していた。
「悠さん!!」
「おや、こちらは気になさらずと言いましたのに」
「すごい…一人でこんな…」
「流石総長の妹さんだ」
、、、
はと麦とサボ
「わーい!サボ〜!」
終が抱えられてぐーるぐる。悠が新聞を手にやってくる。
「兄さん、この記事…」
周り「「「兄さん?!?!」」」
「おう、どうした」
「これこれこういう、あれそれ」
「あぁ、それは…」
「ま、待った!!悠!いつからサボの事兄さんって呼んでるの?!」
「え?あっ!」うっかりしてた
「俺が頼んだんだよ。悠も妹みたいなものなんだから、いつまでも他人行儀なのはやめてくれって。」
「そ、そうなんだ……うー…じゃあ私もお兄ちゃんって呼ぶ!」
「いいぞ〜!もっと呼んでくれ!」
「お兄ちゃん!」
「うんうん。兄ちゃんだぞ〜!ほら、悠も」
「えっ、あ、えっと……に、兄さん」
「よしよしいい子だ」
両手に悠終なでなで。ローが悠を引き離す。
「甘やかし過ぎは良くないんじゃねぇか。兄さん」
ちょっと空気が固まる。
「お前の方が年上だろ…それに、俺はそう呼ばれるのは許してないぞ」(悠の彼氏だと認めてない)
「後から来た奴が何を言っても負け惜しみにしか聞こえねぇな。兄さん」
「やめろ兄さんって呼ぶな」
悠はあわわと慌てている。
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