ドレスローザ
「悠、お前は麦わら屋についていけ。」
「えっ…?!で、でも船長っ…」
「船長命令だ」
「っ…分かりました。でも絶対…無茶しないでください。約束、忘れないでください」
ローの曖昧な返事に、悠の不安は膨らむばかりだった。悠は終に耳打ちする。
「終、船長をお願い」
終は悠の心情を察し、力強くうなづいた。
ーーーーーグリーンビットにてーーーーー
「ローさん、分かってますよね」
「何がだ」
「悠がどれ程貴方の事を思っているか。一応姉妹なんで、心配してるんです。悠を悲しませないで」
コロシアム前
「船長?!なんでここにっ…?!」
地面に倒れる。
「船長っ…!!!船長!!!」
悠が柵をすり抜けて飛び出す。
「嫌っ…船長!!しっかりしてください!」
ドフラミンゴが現れる。
「悠!あぶねェ!!」
「邪魔だ」
ドフラミンゴに蹴り飛ばされる。
「ゔっ……船長っ……」
「図に乗りすぎだ」
ロー撃たれる。
「船長ー!!!」
ロー連れて行かれる
「そんなっ…船長っ…!!」
「悠!しっかりしろ!大丈夫だ!トラ男の声、まだ消えてなかった!助けに行くぞ!」
「っ……」
駆け寄ってくる終。
「あぁぁぁ!間に合わなかったっ…!!悠!ごめん!!私が止められなかったからっ…!!」
「っ……いい。違う。謝らないで。終のせいじゃない。引っぱたいてでも止めればよかったっ……!!」
「終!!俺は悠を連れてトラ男を助けに行く!!お前悠の代わりにコロシアムに出てくれ!」
「コロシアムに?でも王宮に乗り込むんなら人数が多い方が…」
「優勝商品はメラメラの実なんだ!!誰かに取られるわけにはいかねェ!!」
「メラメラの実?!わかった!任せて。絶対に優勝する。エースの実は絶対に誰にも渡さない!」
「あぁ!頼んだぞ終!」
ルフィはなだめるような声で悠に言う。
「悠、ゾロと待ってろ。すぐ出てくる。大丈夫だからな」
「はい……」
コロシアムの外でルフィ達を待つ。
今にも飛び出しそうな悠。
「悠」
「っ!は、はい!なんでしょう」
「落ち着けっつっても無理だろうが、息くらいちゃんと吸って吐け。トラ男は絶対取り返すが、お前が動けねぇと意味ねぇだろ」
ゾロはそういって悠の背をポンポンと叩く。
「……っ…ありがとうございます。少し、落ち着きました。」
「おう。……お、ルフィ達が出てきた……ってなんだ?!なんで2人して大泣きしてやがんだ?!終はコロシアム出るんじゃなかったのか?!」
「だってぇぇぇ」「ゔわぁぁぁん」
「だぁぁーっもう何があったんだよ!」
悠にしがみつく終。
「終、嬉し涙?」
「ゔんっ!い"ぎでだの"ぉぉぉぉ!」
「うん」
「よかっだぁぁぁ生きてだぁぁぁ」
「うん。もう一人のお兄さんがいたのね」
「うんっ…!もう大丈夫なの!」
「お兄さんもコロシアム出てたのね。それなら、安心ね」
「なんで分かるんだよ……」
「聞こえてたので」
「悠、ごめんね。ローさん止められなくてごめん。絶対助けようね!悠の大事な人、絶対取り返そうね!」
「うん。ありがとう」
走りながら。
「お前、終が泣いて帰ってきてから落ち着いたか?」
「え、あぁ、そうかもしれません。……姉として接していた癖が抜けないんだと思います。」
「別にダメなことじゃないだろ?」
「いいえ、終はもう幼い泣き虫ではない。私達は双子、一方的に庇護欲を出しては、それでは対等ではありません。」
、
「いけませんね。私は、もし船長を助けられなかったら後を追おうと考えてしまった……それは、船長にも、仲間にも、そしてあなた方をもないがしろにしています。」
「大丈夫か」
「はい。大丈夫です。もう、泣いても立ち止まりません」
もう、あなた方も気づいていらっしゃるでしょう。これは船長の個人的な因縁……私も、パンクハザードでようやく何か意図があるのだと察しました。それでもあなた方は手を貸してくれる…私は信頼を示さねばなりません。
「えっ…?!で、でも船長っ…」
「船長命令だ」
「っ…分かりました。でも絶対…無茶しないでください。約束、忘れないでください」
ローの曖昧な返事に、悠の不安は膨らむばかりだった。悠は終に耳打ちする。
「終、船長をお願い」
終は悠の心情を察し、力強くうなづいた。
ーーーーーグリーンビットにてーーーーー
「ローさん、分かってますよね」
「何がだ」
「悠がどれ程貴方の事を思っているか。一応姉妹なんで、心配してるんです。悠を悲しませないで」
コロシアム前
「船長?!なんでここにっ…?!」
地面に倒れる。
「船長っ…!!!船長!!!」
悠が柵をすり抜けて飛び出す。
「嫌っ…船長!!しっかりしてください!」
ドフラミンゴが現れる。
「悠!あぶねェ!!」
「邪魔だ」
ドフラミンゴに蹴り飛ばされる。
「ゔっ……船長っ……」
「図に乗りすぎだ」
ロー撃たれる。
「船長ー!!!」
ロー連れて行かれる
「そんなっ…船長っ…!!」
「悠!しっかりしろ!大丈夫だ!トラ男の声、まだ消えてなかった!助けに行くぞ!」
「っ……」
駆け寄ってくる終。
「あぁぁぁ!間に合わなかったっ…!!悠!ごめん!!私が止められなかったからっ…!!」
「っ……いい。違う。謝らないで。終のせいじゃない。引っぱたいてでも止めればよかったっ……!!」
「終!!俺は悠を連れてトラ男を助けに行く!!お前悠の代わりにコロシアムに出てくれ!」
「コロシアムに?でも王宮に乗り込むんなら人数が多い方が…」
「優勝商品はメラメラの実なんだ!!誰かに取られるわけにはいかねェ!!」
「メラメラの実?!わかった!任せて。絶対に優勝する。エースの実は絶対に誰にも渡さない!」
「あぁ!頼んだぞ終!」
ルフィはなだめるような声で悠に言う。
「悠、ゾロと待ってろ。すぐ出てくる。大丈夫だからな」
「はい……」
コロシアムの外でルフィ達を待つ。
今にも飛び出しそうな悠。
「悠」
「っ!は、はい!なんでしょう」
「落ち着けっつっても無理だろうが、息くらいちゃんと吸って吐け。トラ男は絶対取り返すが、お前が動けねぇと意味ねぇだろ」
ゾロはそういって悠の背をポンポンと叩く。
「……っ…ありがとうございます。少し、落ち着きました。」
「おう。……お、ルフィ達が出てきた……ってなんだ?!なんで2人して大泣きしてやがんだ?!終はコロシアム出るんじゃなかったのか?!」
「だってぇぇぇ」「ゔわぁぁぁん」
「だぁぁーっもう何があったんだよ!」
悠にしがみつく終。
「終、嬉し涙?」
「ゔんっ!い"ぎでだの"ぉぉぉぉ!」
「うん」
「よかっだぁぁぁ生きてだぁぁぁ」
「うん。もう一人のお兄さんがいたのね」
「うんっ…!もう大丈夫なの!」
「お兄さんもコロシアム出てたのね。それなら、安心ね」
「なんで分かるんだよ……」
「聞こえてたので」
「悠、ごめんね。ローさん止められなくてごめん。絶対助けようね!悠の大事な人、絶対取り返そうね!」
「うん。ありがとう」
走りながら。
「お前、終が泣いて帰ってきてから落ち着いたか?」
「え、あぁ、そうかもしれません。……姉として接していた癖が抜けないんだと思います。」
「別にダメなことじゃないだろ?」
「いいえ、終はもう幼い泣き虫ではない。私達は双子、一方的に庇護欲を出しては、それでは対等ではありません。」
、
「いけませんね。私は、もし船長を助けられなかったら後を追おうと考えてしまった……それは、船長にも、仲間にも、そしてあなた方をもないがしろにしています。」
「大丈夫か」
「はい。大丈夫です。もう、泣いても立ち止まりません」
もう、あなた方も気づいていらっしゃるでしょう。これは船長の個人的な因縁……私も、パンクハザードでようやく何か意図があるのだと察しました。それでもあなた方は手を貸してくれる…私は信頼を示さねばなりません。