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シャボンディ諸島


「ここがシャボンディ諸島……!」

大きな木々を土台として形作られている島々。ここからが、グランドライン後半の海。今までよりも数段上の強者供が集う海。
晴れ渡った空、木漏れ日が心地いい。程よい日陰に爽やかな海風が吹き抜ける。至る所から、ぷくぷくとシャボン玉のようなものが地面から湧き出ていた。
[#dc=1#]がそれを指でつつくとパチンッと小さく弾けた。


「わっ!」

「こら[#dc=1#]、勝手にうろつくな。また迷子になっても知らねェぞ?」

「ごめんなさい。でも見てください!シャボン玉がぷかぷかと浮かんでいて、まるで海の中の様ですよ!」


珍しくはしゃいでいる[#dc=1#]。そんな様子に、ペンギンも少し気を緩めた。


「[#dc=1#]、買い出し。お前も行くだろ?街の方はかなり賑わってるらしい」


その言葉に[#dc=1#]は目を輝かせた。ぴょこんっと耳が飛び出し、尻尾もぶんぶんと千切れんばかりに振っていた。


「[#dc=1#]、しっぽしっぽ」

「はっ!ごめんなさいはしゃいでしまって……」

「まぁ分かる。俺もちょっと楽しみ」

「はしゃぐのはいいが、ここは海軍も目をつけてる。気を抜くんじゃないぞ」

「「はぁい」」
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