第2話 卒業試験
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今日は待ちに待った卒業試験!この日の為にどんだけ体調に気を遣ったか……!チラリと横目で確認するとナルトも席に座っている。流石に遅刻はしないか……。
そんなことを思っているとイルカ先生が教室に入ってきた。
「お前ら席につけ!これから卒業試験を始める!」
その途端、みんなの顔が引き締まる。無視もない、忍になれるかなれないかが決まってしまうのだ。
「試験内容は分身の術!名前を呼ばれた者から前に来い!」
試験内容は予想のものより簡単な術である。しかし、そっとナルトを見ると、やはり頭を抱えて唸っていた。ナルトはこの術が大の苦手だからな…。
「次!乱舞彩音!」
「はい!」
イルカ先生に返事をして前に立つ。体のチャクラを練り上げて…今だ!
「分身の術‼」
ボフンと術煙をたてて出来上がったのは私そっくりの分身体三体。文句なしの出来栄えだ!
「…よし!乱舞彩音合格‼」
「やったー‼ありがとうございます‼」
イルカ先生から傷一つない額当てを受け取り喜んでいると、周りから嘲笑う声が聞こえる。その視線は後ろに向けられていて、振り返ってみるといつの間にかナルトの番になっていた。
しかし、ナルトの術は立たずヘロヘロとモヤの様に倒れ込む。
「…ナルト」
「待ってくれイルカ先生!もう一度だってばよ‼」
その後、何回繰り返すも結果は変わらず、ナルトだけ額当てを貰うことが出来なかった。