第1話 始まり
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「ギャハハハハハ!」
のどかな木の葉の里に響く笑い声。声の主はうずまきナルト。陽に輝く金髪と晴天を写す蒼眼にふさわしく豪快な声に、大人達が集まってきた。
「コラー‼またいたずらばっかりしやがって‼」
「なんちゅーバチ当たりな!」
木の葉の象徴、火影岩にはアートともとれる落書きが施されている。
「コラーー‼二人とも‼早く降りてこい‼授業中だぞ馬鹿者!!!」
「やべ!イルカ先生だ‼」
「もう見つかっちゃったの⁉」
そしてもう一人、ナルトとともに落書きをしているのは、藤の髪と桜の瞳をもつ、春のような女の子。しかし、その表情はどこから見てもいたずらっ子のそれ。
「やべっ、逃げるぞ彩音!イルカ先生に捕まっちまったらゲンコツじゃすまねー‼」
「ちょっ、待って紐絡まって取れ…うわっ!」
「ウギャッ‼イルカ先生⁉」
慌てて解こうとしたことにより絡まってしまい、二人仲良くイルカ先生に捕まる羽目となる。
「お騒がせしました……。落書きは必ずこいつらに消させますんで!お前らも謝れ‼」
「フン!誰が謝るってんだバーカ!」
「むしろ味気無い火影岩を芸術的にした事を感謝してほしい‼」
「減らず口をたたくな‼」
イルカのキツイ一発を一つずつもらい、縄で縛られた二人は小脇に抱えられ教室へと戻されたのだった。